自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

図書館の充実化 蔵書の購入費の増額を=議会報告

2015年05月03日 08時11分10秒 | 政治・議会活動
読書には娯楽的な側面以外にも、学力の基礎になることや発想力、集中力の向上など枚挙にいとまがないほどの効果をがあるとされています。大人にとっても、新たな知識を得ることは大きな喜びであり、本を読むことは生涯学習に欠かせない要素であると思います。そこで、かねてから図書館の蔵書の充実、子供の読書の習慣付けに取り組んで参りました。平成27年第1回定例会(3月議会)では、予算のなかで図書購入費について、教育委員会がどのように考えているかを問い、今後の増額を要望しました。以下は質疑の要旨。

――かねてから本会議あるいは委員会等で取り上げてきたことなので、簡潔にお尋ねする。蔵書の充実、これが図書館にとっては命なのではないかと考えるが、今回の予算案では図書購入費について、どのような考えのもと設定をされたか。

生涯学習部長「図書購入費につきましては、平成19年度をピークに減少しているが、ここ数年は約5,000万前後で横ばいで運営しており、平成27年度につ
いてもほぼ同額の予定だ。人口1人当たりの図書購入費は県内比較で平均より低くなっているが、松戸市、鎌ケ谷市とそれほど変わらず、本市は特に低いというわけではない。だが、図書購入費が潤沢というわけではなく、減少傾向にあり、厳しい状況にあることは事実で、図書館といたしましては選書方法の見直し等により限られた図書購入費の有効活用を図っている。 
 具体的には、以前はベストセラーなど、利用者からのリクエストが多い本を多数購入してきたが、現在では人気の高い本についても購入は各分館1冊程度に抑
え、予算を別の本の購入にあて、多くの種類の本を提供できるようにしている。また、他の公立図書館との相互貸借制度や市内の大学との連携による大学図書館の利用などにより、利用者が本市以外からも幅広く図書資料等を活用できるようにしているほか、図書館本館では新聞2社の商用データベースの閲覧や官報の検索サービスを利用できるような取り組みもしている。いずれにいたしましても図書館本来の目的である学習情報の提供のため、図書購入費は重要ですので、今後とも充実に努めてまいる」

 柏市の図書館費は、市民ひとりあたり122円で、千葉県の平均より約50円も低くなっています。私は本を読む人と読まない人では、考え方の幅や深さに差が出るのではないかと考えています。特に、幼少期から思春期に読書をすることは非常に重要だと思います。今後も、読書環境の充実化に努めてまいります。

■関連リンク
子供の読書習慣づくり 不読率改善に向けて(2014年9月議会)
図書購入の増加を要望 学校給食は優良業者の優先を=決算委員会


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