――島根県松江市では延命治療の希望の有無や介護に関する要望事項などを記した終活支援ノートの作成、また配布を始めたとのことだ。独居の世帯がふえている同市では、これによってアパートの大家や民生委員等、見守り活動をしている方々からの遺族への連絡がスムーズになって、本人だけではなくて家族の安心にもつながっているとのことだ。柏市ではどのような取り組みを行っているか。
保健福祉部長「終活とは高齢者などが自分自身の人生の最後について考えることや活動をいうが、一般的に普及し始めているのがご紹介のエンディングノートなどによる意思決定支援だ。柏市では、柏市社会福祉協議会が作成した『わたしの望みノート』がございます。この望みノートは、もともとは身寄りのない高齢者の支援のために東京大学や柏市医師会などの関係者のご協力によりつくられたもので、赤い羽根共同募金の財源を活用して希望する市民の皆様に無償で配布をしている。現在研修会や出前講座を通じて望みノートの普及、啓発に努めており、昨年度は延べ800人以上の市民の皆様に研修会などに参加いただいた。
また、この望みノートは、地域包括支援センターやケアマネジャーなどの介護職、在宅医療にかかわる医療スタッフにも広く認知され、活用いただいている。望みノートは、自分の気持ちを整理し、これからの人生をいかに自分らしく過ごすかを考えるためのツールだ。内容はご自身の健康、医療や介護、相続のことだけではなく、これまでの人生を振り返りながら自分がこれからやってみたいことや挑戦したいことなども記入いただけるものとなっている。このようにノートを作成する中で、ご家族や友人などご自分の身近な人たちとのかかわりを見詰め直すきっかけになるものと考えている。また、ひとり暮らしの高齢者にとりましては、ご自分の意思を周囲の方々に伝える有効な手段だ。高齢者お一人お一人がこのような身近な人たちとの関係を意識することにより、孤独死などを未然に防ぐ一助にもなるものではと期待をしている。柏市としても、高齢者が最後まで自分の意思で納得できる生活が送れるよう関係機関等と連携し、必要な体制の整備と支援に努めていく」
平成30年3月7日 同年第1回定例会一般質問より
保健福祉部長「終活とは高齢者などが自分自身の人生の最後について考えることや活動をいうが、一般的に普及し始めているのがご紹介のエンディングノートなどによる意思決定支援だ。柏市では、柏市社会福祉協議会が作成した『わたしの望みノート』がございます。この望みノートは、もともとは身寄りのない高齢者の支援のために東京大学や柏市医師会などの関係者のご協力によりつくられたもので、赤い羽根共同募金の財源を活用して希望する市民の皆様に無償で配布をしている。現在研修会や出前講座を通じて望みノートの普及、啓発に努めており、昨年度は延べ800人以上の市民の皆様に研修会などに参加いただいた。
また、この望みノートは、地域包括支援センターやケアマネジャーなどの介護職、在宅医療にかかわる医療スタッフにも広く認知され、活用いただいている。望みノートは、自分の気持ちを整理し、これからの人生をいかに自分らしく過ごすかを考えるためのツールだ。内容はご自身の健康、医療や介護、相続のことだけではなく、これまでの人生を振り返りながら自分がこれからやってみたいことや挑戦したいことなども記入いただけるものとなっている。このようにノートを作成する中で、ご家族や友人などご自分の身近な人たちとのかかわりを見詰め直すきっかけになるものと考えている。また、ひとり暮らしの高齢者にとりましては、ご自分の意思を周囲の方々に伝える有効な手段だ。高齢者お一人お一人がこのような身近な人たちとの関係を意識することにより、孤独死などを未然に防ぐ一助にもなるものではと期待をしている。柏市としても、高齢者が最後まで自分の意思で納得できる生活が送れるよう関係機関等と連携し、必要な体制の整備と支援に努めていく」
平成30年3月7日 同年第1回定例会一般質問より