【紀州には、ねむの木がほんとに多いと車で走って感じた次第。】
龍神温泉から田辺市内に向かい、公開初日にこの映画を観た。
映画を見たのは久しぶりだ。「武士の家計簿」以来かな。そうそう、
昨年。前回のスタジオジブリの映画、「借りぐらしのアリエッティ」も
見ましたね。今回のタイトルは→・→。「コクリコ坂から」。
今回の作品は前回と全く違い、東京オリンピックの前の年の
横浜が舞台。家の中の様子や、家電(洗濯機・テレビなど)
懐かしいものだらけ。それも忠実。これだけで感激。
そうそう、映画の中にガリ版をする箇所もあった。
私の小学校時代、先生の手伝いをして、よく見た光景だ。
中でも、映画の中の学生たちがとても元気でいい。
一見無駄に見えるようなことに、一生懸命取り組んでいる。
青春だなぁ~~~と嬉しくなった。
そして、本作で際立って良かったのが「日常」に対する
スタンスとその描き方だった。
客の少ない映画館だけど、映画の中にどっぷり入るには
地方の映画館に限るよね。
例によって、あるシーンで
涙が止まらなかった。
でも見た後、すっきりと
爽やかな良い映画だった。
いつもなら、途中で
寝てしまう我が奥さんも
最後までしっかり見ていた。
良かったという証拠です。
※「コクリコ」とはフランス語で「ひなげし」という意味とか。
懐古という言葉だけでは片付けられません。秀逸です。
紀州の山(紀北)から海(紀南)へと縦断したおかげで、
意義ある2日間を過ごせたと、またまた感謝した次第です。