「戦後の地層−もう戦争はないと思っていました」(東京新聞「戦後の地層」取材班著:現代思潮新社)
東京新聞で連載され大反響を呼んだ特集「戦後の地層」に大幅加筆しまとめた本、先に読み終えた「時代の正体2」を購入した時に存在を知って購入しました。戦後70年という節目、丁寧な取材をもとに今につながる様々な事実が取り上げられています。
じわじわと、でもはっきりとした形で広がってきているもの言えぬ空気。声をあげ続けないと大変なことになる浮ウを、改めて感じました。「他者感覚・社会的想像力を持つことが問われている」(白波瀬佐和子)時代にあって、過去に目を向け自らの感覚をある意味鍛える上で、時々に読み返す必要がある本だなと思います。
「八紘一宇」の塔が宮崎県にあること、「鶴を折ることは平和運動にあたり子どもたちを運動に巻き込むことになる」といって制限した広島東部の小学校の存在等、初めて知ったことも多くありました。
普段から普段の努力によって、平和は維持し発展させないといけないですね。
ぜひ、みなさんも読んでみて下さい。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4329004976
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