「ふるさと銀河線°O道春秋=v(高田郁著:双葉文庫)
友だちのOさんに勧められて読みました。
高田郁さんは時代小説を書く前は、漫画原作に長い間取り組んでいたそうです。その時の作品を小説にまとめたのがこの本、9つの短編が収められています。
9編とも独立した話しかなと思ったら連作もある展開。どの話も登場人物の生き様が心に響き、物語の光景が目の前に浮かんできました。
「生きにくい時代です。希望を見い出すことも難しいかも知れない。それでも遠い遠い先にある幸せを信じていたい」とあとがきで高田さんが書いていましたが、そんな風に生きていきたいですね。自分の周りにいる人たちを大切にしながら…。
おすすめの一冊です。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4575516309
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