事務局長通信

教育基本条例、職員基本条例反対集会

 12日午前、大阪市立社会福祉センターで、「大阪の障害児教育運動連絡会」主催による「守ろう!いのちと笑顔かがやく教育と学校を!「教育基本条例案」「職員基本条例案」撤回を求める緊急集会が行われ、障害児のいる家族、教育・福祉関係者が70人近く参加しました。

 府立支援学校、私立支援学校の先生、府立の障害者現場で働く職員の人から、条例案や現場の実態が報告され、その後、家族の方からの切実な訴えがありました。

 大阪府は、長年の運動の働きかけもあって特別支援学校が4校新設されますが、完成したとしても過密過大は解消されず、来年度の教室も確保されていない状況が存在しています。また支援学級では、在籍数が増えているのに教室は増えず、生徒の机を何とか工夫して置いてやっとみんながすわれる状態、先生がその間を駆け回りながら授業をしている実態が話されました。安定しない環境によって、子どもたちが安定しないという状況が話されました。子どもが安定しないと親は、先生に対して「ちゃんと見てくれていないのでと思ってしまう」と率直に語られ、だからこそ先生も子どもたちも安定することが大事であり、「条例案で競争と選別が進む中で、子どもは結局後ろに追いやられるのではないか。条例案には、心がない」と、参加者の心に響く発言がありました。

 集会の最後には、「発達は子どもの権利。これを否定する条例はいらない。多くの人に内容を知らせ、共同の取り組みをすすめよう」とのアピールを採択、その後、大阪維新の会と大阪府知事、教育長に要請行動に出かけました。

 1学校11クラス以下の大阪市内の小学校は、統廃合すると橋下市長が方針を出しています。15年からの実施となると、一番下の娘も対象となります。「学校変わるかもわからへんで」と今朝話すると、「そんな困る」と怒っていました。子ども・家族、教員がのぞまない改革は要りません。住民の意見を尊重するのが、市長の役割では?ちゃんと考えてほしいものです。



追伸…今日は寒い一日でした。集会が終わってからは、近くのうどん屋さんでカレーうどんを食べました。(前にも紹介したことのあるかな)もちろん、完食です


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