▲ある小学校で良いクラスをつくろうと一生懸命な先生がいた。その先生が五年生の担任になった時、一人、服装が不潔でだらしなく、遅刻をしたり、居眠りをしたり皆が手をあげて発表する中でも、一度も手を上げない少年がいた。
▲先生はどうしてもその少年を好きになれず、いつからかその少年を毛嫌いするようになった。中間記録に先生は、少年の悪いところばかりを記入するようになっていた。
▲ある時、少年の一年生からの記録が目に留まった。そこにはこう書いてあった。「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。弁口もよくでき、将来楽しみ」とある。間違いだ。他の子に違いない。先生はそう思った。
▲二年生になると「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する」と書かれていた。三年生では「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りをする」。
▲三年生の後半の記録には「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる」とあり、四年生になると「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、子どもに暴力をふるう」。
▲先生の胸に激しい痛みが走った。だめと決めつけていた子が突然、深い悲しみを行き抜いている生身の人間として自分の前に立ち現れてきたのだ。先生にとって目を開かされた瞬間であった。~次号に続く~
【今週の一句】
酒呑み川柳…
さあ飲むぞ
臨時休業
ホームにて
(そんなことがありました)
【今日はこんな一日】
http://www.birthdayflower366.com/11/18.html
【グルメ情報】
念願の味でした
http://r.tabelog.com/osaka/A2704/A270405/27000797/
【追伸】
は、ずっと気になっていた。スープが、飲み干しました
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