ほうれん草のおしたし

　『産業再生法』たる、愚法が成立した。
ようするに、以前の金融恐慌・保険屋・銀行破綻の時代と一緒よ。
経営が悪化した「大きな会社」に、税金投入して存命を図るちゅうこっちゃ
確かに、必要不可欠なこと！かもしれん。

　雇用問題をはじめ、下請け・地域を含む社会への影響力にしても、そりゃ～～大手の家電メーカーや自動車メーカーの依存度は計り知れんからな。
労働者や上下関係にある「下」の会社、にとっては「ありがたいお話」であろう。

　ただ、そこへ投入される資金の「リスク」は全て『税金』ちゅうとこが、わしゃ気に食わん
経営の危なくなった日立やパイオニアにお金を貸してやるのはええやろ。存命できて、再生できたら申し分はない。
しかし、仮に「潰れた」ら…なにもかもを税金で処理せんといかんのや。

　それに、再生をさせてもらってる連中＝いままでなら金融機関・ゼネコン。今からは電気や自動車関連、不動産に金融関係の会社が増えること間違いなし。
こんな半分死んだ会社の連中、お国から助けてもらってる連中にもかかわらず、高い給料と、頭の高い商売をしてるのに、リスクは国民の税金って…そんなんでええの？

　安易に「○○○億円」とか「○○○億円」、三桁の億円単位で「助けてよっ」ちゅうんやで。
町工場や零細の会社の連中、数百万円で生きるか死ぬかの選択してる時に…
そんな愚法を簡単に通すな！もっと厳正に、厳粛に審査して、企業の解体をする！とか、経営陣を零細以下の待遇にするとか、国民の目に見えた「罰」の元助けてやれ。

　運転手付きで、高級住宅地にお住まいを構え、毎日おいしい～食事をしてはる方々に、なんで「延命資金」を出すのかわからん。
こんな法律を簡単に作り、政治献金を多大にしてくれる企業は助ける政治家ばっかしの日本・・・・・どうなんねんやろな