コミュニケーション

　とある、どっかの教授ってなかっこええ奴が言うてた。
いま、コミュニケーション能力ちゅうのが、過剰に必要な社会になってる！って。
職場・学校・飲み屋・甲子園…あらゆる場所での人間関係において、己の価値を認めさすには「高度」なコミュニケーション能力が必要や！とか

　そう言えば、本屋なんかに並んでる「自己啓発促進」用の本、ぎょうさんあるわ。念押しで、そのためのスク～ル（日本語訳=学校）にまで通ちゃったりして…
考えてみれば、労働力を求められる「ブルーカラー職」はほとんど『中国・ベトナム』を代表に東南アジアへ行った。

　いままでやったら、とりあえず「○○工場」「○○製作所」ってなとこへ行けば、仕事くらいなんぼでもあるわい！と、たかを括ってたブルーカラー族。
勉強は嫌い、人との会話も下手、友達は酒かパチンコだけ…ってなたぐいの連中の主たる働き場所やったんや。
当然、そこには難しいコミュニケーションは不用で、しゃべりたくなきゃ～しゃべらんでもＯＫな場所。

　しかし、今の日本は「主たる組織」＝本社・本部・企画・マネジメント…ってな、頭脳集団だけ日本に残って…ブルーの活躍する「生産・製造部門」は、賃金の安い海外が主流になっちまった
企画したり、マネージメントするのに、なにより「会話」「言葉」交渉・プレゼン・デスカッション＝高度なしゃべくりコミュニケーションが必要となる。

　しゃべれて、考えれて、人と会話できる奴は・・・ええ。飯の食いっぱぐれは、ないかもしれん。
しやけど、一生懸命やってんのに中々「意思」を伝えられへん奴や、普通の会話すら不自由な奴には、ごっつい厳しい環境になってくる

　仮に一回でも、人とのコミュニケーションに失敗し、激高する社会の中でつまずいてしまった奴なんかは・・・そりゃ～心も閉ざして、内に引きこもってしまうかもしれん。
どっかのペテン師みたいに、嘘でも八百でも、なんもかんでも思いつくままに「口」に出来るやつ等とは、人種が違うんや

　その縮図が、子供たちのいじめや、引きこもりっ子になってるような気がしてならん。
ええ大人でも「参りました」と、引きこもってしまう連中の多い世の中…それも、そんな連中が親にでもなってるもんなら、その子供達は「引きこもる」しかないやん。

　もうちょっと、お気楽に楽しく笑って過ごせる世の中にならんもんかいね。
子供のうちから自然に「その場の空気」を読む！ことに慣れてしまい、子供もその空気の読むことで・・・いらぬストレスを感じ、子供らしさすら無くすガキんちょは、ガキんちょでええんや。
いちいち、大人の顔色や、その場の空気なんか読まなくてもええ

　最終的に、そんなストレスの発散が「弱者」「標的」に集中しだす。
これが『いじめ』の要因になる。
これは、子供社会だけじゃなく…会社・職場でもある！ちゅうから、お笑いよそんな生い立ちの中で育ってきた連中は、一般社会に出ても…引きずってるようやな。

　大人はどうでもええ、己の責任で、己の生活守ったらええんや。
しかし、子供たちには「なんとか」してやらんとあかん。
いまみたに、ギスギス・チマチマした社会の中で育つ子供たちの将来が気の毒でならんわい。

　誰か一緒に「田舎の学校」みたいなん、作れへん？
もう仕事も暇やし、これからの日本もそないにたいしたことないで。
わしの夢やねん、田舎の学校作戦
広大な敷地に…でも、田舎やから安いねん。
広～～い・でっか～～い校舎…でも、自分らで材料もらってきて作るから、安いねん。

　そんな、なんにもないとこで、ただただでっかい「野山」の真っ只中で『田舎の学校』作って～～～アホなガキ共と、腐った連中集めて、しばきながら！蹴飛ばしながら、遊びながら「ええ奴」にしてやりたいねんけどなぁ
コミュニケーションってなことも、そうなったら簡単に「体」で覚えるんや。

　何も難しいことやない、学者先生や、教授ってな連中は「物事を難しく」したがる習性がある。
なんでも物事は「簡単」「明瞭」が一番わかりやすんや！！！と、ソクラテッソが言うてたよな・・・ひろわしの友人で一番賢い奴に確認したかってん