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初蹴り

2010-01-03 |  有 
 今日は恒例「初蹴り」。
親子三人とも同じ高校のサッカー部出身やから、当然初蹴りにも三人で参加。
長男は今フリーター講師しながら、このクラブのコーチをやらせてもらってるから、まだまだ関わりも深い。

 今日は何十年ぶりかに、わしの一個上の直の先輩が来てくれた。
その名は「永井」。
いまは三田方面のジュニアの指導者で、兵庫県の協会の理事もやってるおっさんや。
それこそこの先輩が来たのは、卒業以来はじめてかもしれん。

 今日の話題、この永井先輩の現役時代のエピソードを記すことにする。
高校生の時代、一個上…たかが一個だけ上の癖に、めちゃえらっそうにされる時代である。
基本「NO」は無い、なんでもハイッ!どこでもハイッ!いつでもハイッ!
その中で唯一、タメ口っぽいしゃべりで許してくれはったのが、この永井先輩。

 先輩のエピソードは幾つもある。
書き出したら、名誉毀損になる話もあるので、普通におもろかったことだけ書くことにする。
あだ名は「バルタン星人」…ウルトラマンに出てくる、あのバルタン星人。
両腕の先に大きな爪(カニさんの爪風)があり、ウォォホォォォッとしゃべる
 
 先輩はめちゃくちゃ走らされた後、めたくた筋トレした後、へべれけにボール蹴ったあとは、必ず「ウォォホッォォッ」とへたり込む。
参った~~~とか、しんどぃ~~とか、やめてくれ~とは言えないから、とりあえず「バルタン語」でウォォホォォォッと倒れ込むんや。
わしら後輩は、一応先輩やから、笑うに笑えないけど、笑う

 こっちもしんどいねん、笑う場面とちゃうねん…笑ってる場合とちゃうのに、あのおっさんのバルタン語が出ると、一瞬場が和む
先輩のポジションは、昔で言う「ウィング」。
左の前の位置で、今で言うとトップ下とか上り気味のバックとでも言うんやろな。
当時はなんせ、ウィングが両サイドでボールを受けて、走って中へ切り込む&マイナスにボールを上げる攻撃が主流やった。

 ちゅうことは、ウィングのポジションは重要なとこやったんや。
走れて、ボール扱いができて、ボールを上げれる選手!、いわゆる花形のポジションよ
なのに、あのおっさんは走らないし、ボールをもらうタイミングの悪いことこの上ない
一応ボールを呼ぶ、その時のかっこうが「こっちや!裏から蹴れ!」と、両手を挙げて、ピースしながらボールを呼ぶ…あの姿が、バルタン星人の姿にそっくりなのだ。

 んで、タイミング悪く、走れないことが多かった…おっさん、いつまで両手上げたままやねん…はよ下ろして走れと、後輩の僕たちでもイライラしたもんや。
その時、歴史的瞬間があった。(と言っても、試合ごとにあった)
ウィングちゅうのは先にも記したように、端っこを走るから…
コートの左右によっては、顧問・監督の目の前を走ることになる場面が来る。

 これが問題やねん。
いつまでも両手上げて、走らない永井さんに…衝撃が走ったのは
監督がそこらへんの石集めて、永井さん向けて投げつけた
「おまえ、どこ見とんねん!いつまで万歳しとんねん走れ!ボケッ走って走って走りまくるのがおまえの仕事じゃ~ボケッ~~」と、石を投げつけた。

 確かに恐ろしい監督やったけど・・・
いままで試合中に石を投げつけられた奴は居らんかった。
わしも、しごかれて、しばかれて、蹴られて、ぼこぼこにされたけど…石は投げられへんかった
そんな永井先輩が、今日の初蹴りに来た
なんか、嬉しかった

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