『本家』 やんちゃなおやじ!           がんばっぺな 東北!

筋の通った事言うて、なにが悪い!
言いたい事言うて、なにが悪い!
はちゃめちゃでもええ、なんでも一生懸命!

慎治と言う男

2011-06-17 |  人 

 

奴とはもう20年弱の付き合い、先に紹介したわしの敬愛するボス率いる、とある軍団の一員。

以前ここでもプチ紹介したけど、この慎治もただ者ではない。

ここのオヤジは日本のマリンスポーツ、ウェットスーツを着て、空気のボンベを背負って海に潜って海遊する「あれ」の先駆者。

そのオヤジ、こいつが小学校低学年の時に「一人で世界一周」させた。

 

 今で言うと「ボートピープル?」…難民とちゃう方やで、舟に乗って世界中を回る…あれよあれ

学校で学ぶものも大切やけど、おまえのためや!!世界を見て来いと、10歳にならないガキんちょを、一人で船に乗せた。

その後、馬鹿ばっかしやってきて大人になった奴の根底には『地球人』が有る。

日本人・アメリカ人・韓国人・アフリカ人・フランスにエタリア人・・・・・・全く奴の中では、関係ない。

皆、地球人ですやん!が、奴の心情

いまだ世界中に「連れ」が居るのも、奴の強み。

 

 神戸の地震の時、奴も動いた、わしも地の利が有ったので動けた。

東北の地震、奴は明くる日から動いた。

いま奴の本拠地は台湾・台北。  

奴とのこ会社は、特殊な技術を持って、土木工事をやってる。(シールドと言う、いわゆる穴掘り屋)

一昨年、まだまだ元気なオヤジの跡目を継いで、二代目。

 

 地震のあくる日、もう大阪に居た。

仲間を募り、交友のあった『モンベル』と言う、山のメーカーの元へ駆けつけた。

数日後、ボランチィアの方々の拠点作りに乗り出した。

ボランチィアの人たちを受け入れれる「拠点」を、モンベルを中心に設営、救援物資の一時置き場~配送の場を作った。

冒頭の写真は、モンベルのHPから拝借してきた…もちろん、勝手に

最初のメンバー写真の中に、一人アホ面したのが、慎治

 

 奴曰く、モンベルの会長~社長、当然社員の人達は、普通ちゃいますよ

元々山男たちで、原野には慣れてるというものの…被災地近くでの夜営夜営夜営…当然、会長も社長もそっせんして夜営ですよ!

物資だけでも数百トン集めて、それを手際よく「必要な方たちへ」届ける。

モンベルチームの活動報告は、HPに記載してあるので、一度ご覧おきあれ。

 

 奴は、今も当然のように走る。

自社のダンプ・重機、スコップにチェーンソウ、全部自前で「一日時間」あったら、走る。

朝まで片付けのボランチィアやって、そのまま帰って来て、うちの会社へ来る。

東京の連れに「体で示してんねん!」って言うてた。

おまえら暇やったら、大阪からでも出来るんや…東京からやったら、楽々やろがんばって行ってあげてくれよ!って。

奴は素直にそう思ってる。

 

 満足感がない。

と奴は言う。

社長、神戸の時って…互いに一生懸命やりましたが、時間が経つにつれ「ちょっとがんばった!かな?」程度の感は有りましたよね。

でも、今回何十日行っても、何をしても「やったった~~~」感が湧いてけえへんのですわ

僕、自分が満足したいから、これからもおもっきし走りますよって。

 

 先週奴は、石巻の浜へ行ったそうな。

浜辺で年老いた漁師の人が、痛んだ網の修理をしていた。

浜に有った小屋や、倉庫はあとかたもない。

慎治はその爺さんに約束した。

「おっちゃん!さ来週小屋作りに来たるわ!」って。それが慎治。

 

 先日来て「社長、足場丸太やビティの古いの頂戴! どっか知り合い回って材料集めしてから、来週走りますわ」って。

足場板や丸太、余ってませんか~~~~~~~~~~~~~

集めて、送るぜ

皆、息の長い活動やって行こうねぇ~~~

出来ることから、コツコツとね

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿