般 若

　今朝、もっと正確には昨夜中の出来事。
寝付いた頃、次男坊と「ラーメン行こか」ってなことになり、一回布団に入って…安眠体勢に入ってるにもかかわらず～～ラーメンやへ
醤油ラーメン＆餃子三人前

「おとん、明日メグと淀川の花火見に行くねん。」
「おぉ～明日は天気もええやろ、行ってこんかえ！」
「どこから行けばええん？」
「そりゃ十三か塚本から、淀川向いて歩くしかないやろ」

　ってなこと言うてるけど、わしも車でしかわかれへんのや。
電車で行くには、全くわかってへんのが実情…わしに聞くな、兄貴に聞け！ってなことで「足」の話は終わったんやが

「メグな、浴衣で来るねん！俺甚平着て行きたいねんけど、おとんある？」
「まかせまかせ、わしの得意分野やんけ！」
「おとんの貸して～やけど、どんなんなん？」
「滝登りの鯉でもないし、竜虎でもないけどええか？」
「えっ、そんなん余計あかんやん。普通でええねんけど…」
「それやったら、わしのんええわ！般若や背中一面に般若の面や」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

　その絶句は、なんなんやろ？
奴は世間知らずで、わしが甘やかして育てた結果や！！！なんとかせい！と、身内中に言われまくってる「次男坊」。
その「絶句」はなんやろ？

　一、びっくり仰天
　二、嫌っ　　　　
　三、意味不明　　　　　さて、どの反応だったでしょうか？



　一夜明けて、今朝
　「おぃ！どうすんねん？出すんか」
　「おとん、ちょっとやばいやん」
　「何がやばいねん、これ着てちょっとごめんやで～ちゅうたら、人込み知らずで　　歩けるぞ」
　「絶対あかんし、こんなん着て行って…怖い奴等に絡まれたらいややし…」

　奴はわしの子でありながら、趣味が違うようや。
長男もたぶん「いらん」と言うんやろな・・・
わしの『和』の趣味や『いかつい系』の嗜好を引き継いでくれる息子達ではなかった・・・　育て方を間違えた