麻雀大会

　昨日は仕事納めでもないけど、何故か恒例「大麻雀大会」。
って、社員さんに「行って来るぜ！」というと…日々「大会」やってるのに…わざわざ年末の掃除・片付けの最中に…とは、誰も言わないのが嬉しい。
今年で１１回目
参加費５０００ルピー、総勢２４名、場所「ドルクス」、馬一口５００ペソ最低３口。

　優勝賞品『餅５トン』、準優勝『みかん３トン』、ブービィ『雑煮２トン』。
ドルクスの前には１０トン車が賞品満載で横付け状態
基本的には得意先の商社主催で、我々チンケな商店主の連中や、住宅建材メーカーや問屋の連中がズラァ～と来る。
あのメンバーだけで、日本中の建築資材を動かしてる面々といっても過言でない。
・・・・・・・いやっ、過言や。

　戦いが始まると「得意先もなにも関係ない」「売り先であろうが、買主であろうが・・・」、四角いグリーンの卓に座った瞬間『敵』やからな。
だれでも、兄ちゃん・おっさん・ハゲ・ブタ・デブ・短足・足臭い…言いたい放題のヤローばっかし。
一応ゴルフは紳士のスポーツやけど、世界の最高峰「タイガー」でもあの始末や。
麻雀も一緒、紳士の遊びやけど…

　４５分間を３セット。
四人で三人打ち、北場抜けルール適用。
４５分を過ぎたら、新しいサイコロは振らない。その場で終わり、清算。
早い者勝ち的要素大有り、その場だけ「ツキ」を呼んだ奴の勝ち。
と、毎年わかってても…中々「餅５トン」を取れない。

　１セット目
相手にツキまくられて「－５５」
この時点で、もうほぼ諦め状態。
相手は「＋８６」、上下１４１点はもう絶望的数字。
（麻雀を知らん奴には「？」やろな、このへんで読むのやめや）

　２セット目
卓を変わり、なんとか実力発揮の「＋３３」。
先頭を走る、前対戦相手は少々失速の「－１１」。
この時点で、他にも５～６人の「＋５０～６０」組が居る。
わしの合計が「－２２」、上下７０～８０点の開きや
（麻雀を知らん奴には「？」やろな、このへんで読むのやめたら）

　３セット目
２セット目からは、得点数の高い連中から「卓」を決めて座る。
先の卓番は、わしゃ「５番」。６番がドンケツやから、ドンケツ一つ前で打ってた。だいたい４番～６番で打つ連中は、基本「諦めてる」んや。
３セット目、わしゃ～４番卓。

　おおよその目線は１番卓～２番卓の連中から「優勝」「準優勝」が出るから、馬の予想もだいたい立ってくる。
配当金は多い時で５万ルーブル、当り多数ででも１万ルーブルはある。
一番卓で打ってる連中は、皆が「わしが今年の覇者となる」べく戦ってる。
トップを走るのは、わしの同業のオヤジ。
このオヤジとは指し馬もやってるから、おっさん必死。
（指し馬＝個人の戦い　５０００元）

　この同業のオヤジがほぼ優勝間違いなし！！！
この３セット目もトップの目、本人はわしにも勝って、優勝して、あれやこれやの賞品取ったつもりで、終盤を迎えてる。
ははははははっ、事件は現場で起こってる

　４番卓に座って、ここ一番の力量を発揮してる奴が居る。
やいのやいの、わいのわいの、ガヤノガヤノ、うるさいのなんの
あがりまくりのツキまくり、元から実力はある奴やが、この追い込み方は尋常でない。
１番卓のオヤジが、トップ目で終わり、合計「＋１１８」まで伸ばして終わってる。

　この４番卓の出来る奴は「－２２」から、３セット目スタート。
しかしのしかし、まさかのまさか…この回を終わってみれば「＋１４９」で合計『＋１２７』で、大逆転
こんなまくり方は前代未聞と、全員の拍手喝采を受けるつもりが、ひんしゅくやったし
年寄りに譲ったれ～～～～～おまえが勝つな～～～～と、大きなお褒めの言葉を頂くのは『わし』だったのだ

　ようするに、奇跡の大逆転劇を演じた「僕」自慢をしたかったのよ
餅５トン、頂きました。。。