143

　一昨日、昔一緒に仕事した「奴」から～久しぶりに電話があった。
１０年くらい前に東京の本社に戻って、なんやかんやしてたらしい。
その間、年賀状とか、年に数回の電話で『元気？』ってな程度やった。
　
　奴の勤めてる会社、四大財閥の一角の仲間の建築会社。
こないだの電話で「先月関西に戻ってきたぞ！！！暇やったら～支店まで遊びに来いよ」
「おぉ～～久しいやんけ！顔見に行ったるわ」

　受付で「○○やけど、○○さん居る？」
受付嬢「○○様ですね、ご用件は？」
○○様「用件…○○さんが、顔見に来い！ちゅうたから、来てやったんや」
受付嬢「えっ、○○がですか…」
○○様「そうや、○○さんから電話で…一回来いよ！って」
受付嬢「わかりました、すこしお待ちください」

受付嬢「受付です、○○支店長に、○○様が…お顔を拝見に…と…」
○○様「・・・・・してんちょう？支店長？って言うた？」

　○○様、支店長がすぐ参ります。こちらの応接でお待ち下さいって…


　おっさんさきに言えよ
久しぶりやから、役職とかポジションなんか気にもしてへんかった！ちゅうねん…
いつものよう～～に、幕が開く！と思うがな。
びっくりするやら、嬉しいやらで

　奴は「関西支店長」になって、舞い戻って来たのだった
長いこと取引もしてへんかった得意先やけど、これでまた「復活」や。
奴が支店長～～～になって戻ってきたから、今日の１４３。
得意先の部長～とばっかし思とった奴は、知らん間に「えらく」なってた話でした