１４０

　桜満開の学校の正門を入る。
今日から新入生として入学してきたガキ共が、気恥ずかしそう～に、真新しい制服に身を包んで、ええ笑顔ではしゃいでる。
わしも何回目であろうか、我母校の入学式に出席させてもらったのは…何回行っても、何回でも感動する。

　親たちの装用のまちまちで、これたまおもろい。
アホみたいな茶髪のお母さんが数人
えっ、おまえ生活指導したろかってな奴も多い…
外見で判断しません、話もしたことないし、どんな人かも知れませんので、外見では判断しません・・・が、間違いなく「アホ面」です。

　かと思えば、年恰好から行くと、わしより上の方？ってな、爺さんみたいなお父さん。。
って、もしかしたら～ほんまにお爺ちゃんかもしれませんね。
父兄の「兄」が保護者席に座ってるかとおもえば、ご両親+爺婆の家族もあった
ええことやね、一家で子供の入学式を見て、一家で感動して、一家で共有の「喜び」を感じれるちゅうのは、ええことやね。

　『大地三唱』母なる大地、母なる大地よのフレーズは、誰もが一度は聞いたこともあるやろ。
うちの高校は、「式」の前に、新入生を新二年生になった子等全員で『大合唱』して向かえる。
それはもう感動もので、保護者の一人一人までが、その瞬間『おぉ～～この学校に来て良かった、ここで正解やった』と感じるに違いない。

　わしら来賓や、ＰＴＡの連中も、毎年聞くんやが、胸の奥に熱いもんを感じる。
母親たちには・・・
「ようここまで頑張って育てたな！もうちょっとや、ここでの三年間、有意義に過ごせるよう応援してやれよ！」
「おまえらのガキ共は、最高や！ガキ共に負けんよう、親もしっかりしようぜ！」
「ここを出るときは、お母ちゃんありがとうと言えるガキにしてやるぜ！」
って、もうわしの息子たちは居ないが、毎年同じ気持ちで居るんや。
入学式、今年も嬉しかったから、今日の１４０