OB会続報

　しばらくのご無沙汰でおます。
年末に近づくにつれ……
さてさて、年に一度のサッカー部ＯＢ会の様子を、聞きたくも無いわい！なんで知らんおっさんのＯＢ会の話なんか読まんといかんのじゃ！ってな声もあろうことかと存じますが……そんな奴はここから出て行け！

　元々このＯＢ会は、そもそもが『生島』ちゅう先生、めちゃくちゃな先生の指導を受けた生徒の集まりなんですわ。
その先生が我校で在籍されて、サッカー部顧問をされてたときの生徒の集まりですねん。

　せやさかい、正式な『ＯＢ会』でもないねんけど、わしらは『ＯＢ会』と大きな顔をして町を歩いてまんねん。
今年は先生の教え子としての最終学年の連中の来て、最年長者からそいつらまでの年齢差は上下「八つ」でした。

　丁度わしらはその真ん中、わしゃダブリやから微妙。
もうお互いにオッサン同士や、おまえら無礼講や、先輩後輩は関係ないぞ！と先輩の一人が言うてくれはる。
しか～～～し、なんか違う。
何故か違う。

　あの時代にシゴカレ、走らされ、怒鳴られ、蹴られた・・・連中には何故か「敬語」。返事は『ハイッ！』、コップが空っぽになってないか？灰皿は綺麗か？取り皿にふぐは入ってるか…等々、気になる。

　当然後輩達はわしらの「それ」にも気配りをする。
当然中の当然、先生のは全員が気にする。
両横にいてはる先輩が、くまなく動きはる…動かんとって…と後輩連中は心で思いながら、まったまにはええか！とも思う。

　毎年同じ昔話に華が咲く。
あの試合、あの人、あいつがどうの、あのシュートがどうの、あのゴールがどうの…と、そりゃ～皆記憶力がええのには感心する。
ちゅうても、毎年のこっちゃから「忘れる間もない」のかもしれんな。

　先生が言うてはった。。。
わしゃおまえらと年に一回、こうしてゆっくり雑談しながら飲んで食うことが嬉しい。教師冥利につきる！
教え子達の成長と活躍を目の当たりにして、毎年こうして元気に会えることが最高に嬉しい！

　ちゅうてはるが、この忘年会で年に一回しか顔見ぃひん奴は極々少数。
ほとんどの連中は「ゴルフ」で共になる。
先生が「おい、明日暇やぞ！」と先輩に電話すると、一斉メールが回る。
『明日先生お暇、至急空き状況確認し、連絡せよ！』ってなもんや。

　ＮＡＳＡより敏速に、先生のお守り作戦が始まる。
最初は先輩も後輩も「ハイッ！」と一組以上がすぐ集まった…が、回数を重ねるごとに減る。当然やわな、平日の明日「ゴルフ」。今言うてＯＫ～できるほうが、おかしいねん。

　ちゅうことは、ついつい「暇先輩」と「僕」の出番が来るんや。
もうＯＢ会の中では「山○先輩」と「僕」はいつでも『暇』とシールを張られていまっている。
話がどっから、どこへ行ったのか、わしにもわかれへんようになってきた。

　要するに忘年会をした。
それがどうした？おもろかった！
ほんでどうした？酔っ払い連中続出！
初めてきた後輩、酒癖悪っ…しばく！
毎年一緒の話やねんけど、大笑い！

　ちょっとコップの中身なかったら「走れ！」！なんでやねん…いまさら…
鍋の具、無くなったら「わし食うてへん、アンキモ！」…さっきデカイの入れましたから、食われましたから！
あかん、おまえわしのアンキモ食うた！…走れっ！！！…なんでやねん？
そう言えばなんでも『走れ』で終わってたもんな。