わが息子の「よー君」が昨日から 新しい職場に行ってます。昨夜はコタツ囲んで少し話を聞きました。
よー君は 3歳頃からずうーっと漫画ばかり描いていたので 勉強もダメ 漫画のほかは ちょっとハイパーヨーヨーとミニ4駆得意なくらいです。
デザイン専門学校を卒業して デザイン会社に勤めました。そこで上海やニューヨークへ修行に出され 帰ってきましたが いつも同じ仕事ばかりで うんざりしてたのでしょう 辞めてしまいました。そして 服飾デザインの会社に勤めましたが 上司たちのインチキが発覚し直ぐに責任者に格上げされるところでこのドロドロ感がいやで辞めてしまいました。
今度は 雑誌の会社で デザイナーを募集していたという事です。行ってみると 責任者があとがまが見つかったらやめるという話 いきなり責任者(チーフデザイナー)なのです。本人面食らってます。かなり責任感じてプレッシャー受けてます。ナベちゃんなら どうにかなると適当にやるのですが よー君は親と正反対 写真の技術はないし 文章も下手 グラフィックデザインはまだ途中 手書きの漫画だけが得意。 しかし会社はその手書きを見込んで 来てくれと言ったそうですが ちょっと買いかぶりすぎ? まあどうなることやら・・・・。
毎日、テレビや新聞で 派遣切り 解雇とにぎわっていますが 難しい問題ですね。これはなるべくしてなった現象ですし もともと労働力は減らすように近代化(オートメーション化)の方向へ進んできた結果でしょう。それに かのブッシュがコイズミに派遣制度を法令化するように仕向けて加速させましたね 3年すると正社員なんていって 3年未満は切ってもいいという 裏の法令をつくってしまったから 経営者は喜んで(心労が少なくてすむ)採用したわけですよね。それをいまさら どうのこうのは ちょっと考えもの 今もいろいろな矛盾をナベちゃんが言うと うるさいと言われますが 後々また同じように 問題があると思うから言ってるのですが すんません。
話は少しそれますが 日本が戦後これだけ急激に立ち直ったのは 独特の徒弟制度があったからですよ。終身雇用を徹底的にやってたから 技術が熟成し 積み上げられてきたわけでしょう。それを脅威と感じた 欧米が 社会形態を崩しにかかったわけでしょう。まんまと嵌った日本人のあさはかさでしょう。今この徒弟制度を守っているのは ドイツの職人とフランスの職人くらいでしょう そういうところの物はやっぱり違いますよね。日本の若いお嬢さん方が飛びつきますものね。
要は社会のためになる技術 知識 思想 特技 を身につけたかどうか? そしてそれを活用して為にしているか?でしょう 人社会に生かされている以上 人の為にならなければ意味がありませんね。 派遣が悪いわけではありませんが そういう仕組みの中に身をおいた場合避けられませんね。
よー君の場合 就職はたくさんありますが 今までどんなに人に馬鹿にされたやら 漫画ばかり描いてとか 何もできないやつなんていわれたり そんな馬鹿にしてたやからが今必要とされずに文句を言うな。お前たちに20年間漫画を描き続けることができたか 今からできるか こんなことが大事ではないかと思います。
予断ですが よー君が上海に行ってたとき 目の前ですらすらと ドラゴンボールやルフィーなどを描いてあげるとめちゃくちゃ感動され尊敬されたそうです ともだちも直ぐにできたそうです。たった漫画でともだちができるんですよ。今 本当に手に職を持とうとしている若い人たちをあまり見かけませんが ナベちゃんだけでしょうか?多分 もっとたくさんいるとは思いますが。