里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

大豆植え

2015-07-13 13:29:34 | 日記
 梅雨が開けたような真夏の暑さになりました。日中はニーニー蝉の突き刺すような高い鳴き声、夕方には 涼しさが戻ってきたようなヒグラシの澄んだ鳴き声が降ってきます。
 
 こう急激に気温が変わると、年寄りの身には中中厳しく、ついて行く事が難しくなります。くらくらする強い日差しに辟易しながら、水を飲み飲み畑に出ているような状況になりました。
 
 昨日は村の夏祭りに入る行事、カンナギ、神薙でしょうか又は神和でしょうか、でした。朝6時過ぎに神社に集まって、境内を掃き掃除、伸び過ぎた樹を詰めたり藪に成って来た叢を刈ったりもしました。
 さっぱりしたところで、神様に食事をお供え。お宮の世話役さんが用意してくれた、麦飯に韮の冷汁です。社の奥の神様にお供えして拝んでから、皆でお相伴しました。一仕事終わった後で、そろそろ暑くなり始めた頃でしたんで、冷たい冷汁をかけた麦飯は結構なもんでした。
 祭りの象徴は旗揚げです。鳥居の道の左右に、大きな幟です。柱を仕舞ってある軒下から5~6人がかりで担いで出してきて、天辺に真竹を挿して全員で綱を引いて立てます。旗は上げ下ろしが出来るように綱で巧妙に繋がれており、柱の途中で引っかかったりしないようにうまく細工されてます。
 カンナギが終わると暑い暑い夏です。棚田の稲も早いのは穂が見え始めました。

 大豆の苗が出来てきました。大きくなり過ぎないうちに植えねば、と 他の事は置いて、植えました。気が急くもんですから、雨が上がって直ぐ始めました。
 黒豆、青豆、在来種の豆の3種類です。苗作りは、蒔いた豆の上にネットを掛けて、鳩避けにしました。
 ここまで育つと鳩に痛めつけられることは無くなります。鳩は土から出てきたばかりの豆が特に好きみたいです。豆もやしの天辺の豆に当る部分です。 
 
 去年は植えた後暫く乾いてしまって、株が育たなかったんで、今年は土の乾かないうちにと急いだんです。3日がかりで植え終わりました。暑いし腰は痛いしでまいりました。
 同じ時期に直播したYさんのは、芽が出る端から鳩に食われて仕舞い、蒔き直しする羽目に。土を割って芽を出してきたのを確認はしてたんですが、その芽が物の見事に遣られてしまった。
 実は家のも以前、何回も遣られていて、苗を作り植える方法に変えたんです。1本1本植えるのは 屈んでの仕事になるし、手間は掛かるしなんですが、鳩に遣られないためにはこうする他無いようです。
 
 暑くなる前の降り続く雨で夏草が勢いづいて、大変なことになりそうです。豆を優先したもんだから、夏草は遣りたい放題伸び放題です。
 降る前に落花生の畝で、刈って日避けに畝に被せておいた草、普通なら乾いて良いマルチに成るところだったんですが、雨で生き返って仕舞う始末。もう一回やり直さないと収穫無しになりそう。 
 
 取り残していた所なんぞは完全に草に埋まって、さつま芋でさえもいじけてしまってます。いつもなら さつま芋なんぞは蔓が伸び葉が茂り、草が育たないくらいなのに。
 
 庭に植えた桃が大きくなってきて、袋もかけて、今年は!と楽しみにしてました。が、見事に食われてしまいました。ハクビシンでしょうか。
 かけていた袋の上に種だけ残していきました。
 僅かに残ったのが未だ数個有ったんで、獣避け装置を急遽ネットで買いました。早速置いて、結果はいかに!と。ところがその後は降り続く雨、雨。袋に水が溜まった所為か、せっかくの桃が腐りが入ってきました。痛みが少なかった何個かを採ってきて、良い香りを楽しみ、甘い果汁を楽しむにつけ、食われたり腐ってしまったりの無念さを噛み締めました。
 
 家人は、桃の樹には今度は虫が入って結局は枯れるんでは?と不吉な事を言い出す始末。なにくそ、来年は旨い桃を食ってや遣るつもり にはなったものの、どうなるか。
コメント
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