ジェレミー・ホームズ。

コナン・ドイル作の人気推理小説「シャーロック・ホームズ」
映像化も多くされている作品ですが、その中で私が唯一見ているのが「シャーロック・ホームズの冒険」です。

“「太陽にほえろ！」を見始めてファンになった露口茂さん(＝山さん)がホームズの吹替えをやっていらした”というのを知ったのが、見たきっかけでした。丁度その頃、MXTV(TOKYO MX)で「シャーロック・ホームズの冒険」の再放送がされていた為、すぐにチェックする事が出来たのです。

本場・イギリスのグラナダTVで、1984年～1994年に制作された作品。主演のジェレミー・ブレットは見事にホームズを演じきっており、今もなお高い評価を受け続けています。数あるホームズ作品の中でも、トップに値するほどなのだそうですよ確かに、何もかもがホームズそのもの私の手元にあるのは吹替え版がほとんどなのですが、そのままである字幕版だとより入り込めます。(もちろん、露口さんによる吹替えも素敵。)
相棒のワトスンは時期によって異なり、初回から13話までがデヴィッド・バーク、14話から41話(最終話)までがエドワード・ハードウィック、このお二方によって演じられました。13話の最後にホームズは亡くなったとされるのですが、14話ではそれが覆されるのです。この一区切りと同時にワトスンの配役が変わった、というのは・・・何と言えばいいのか、タイミング的には良かったと言ってもいいのでしょうか？どちらにせよ、私はどちらのコンビも大好きです。

主演のジェレミー・ブレットですが、身体的＆精神的な病に長年悩まされる事となってしまい、1995年に他界しました。これにより、原作の全てを撮り終える事が出来ないまま、「シャーロック・ホームズの冒険」は終了。２代目ワトスンのエドワード・ハードウィックも、2011年に亡くなっています。共にハマリ役だっただけに、本当に残念でなりません。



ベネディクト・カンバーバッチの現代ホームズも人気となっていますが(ご本人はジェレミー・ホームズのファンなのだそう)、見ていないという方には是非、ジェレミー・ブレッドのホームズも見て頂きたいなと思いますね。かなり引き込まれますし、何よりも格好良いですよぉ

木々や花がたくさんの風景、街を走る馬車・・・物語も大事ですが、私はあの世界観も好きなのです。事件に関わる人々が住む豪邸に住みたいという気にはあまりなれませんが(キラキラしすぎていて落ち着けなくなるでしょう(笑))、数泊程度であれば何とか・・・(笑)でも、やはり自然は良いですねぇ。美人なお嬢様方もいっぱいです

最後に一つだけ。
競馬好きな方には「銀星号事件」をオススメします。競走馬が巻き込まれる事件で、最後には競馬場でのレースシーンも登場します