サイコパス☆ランチ

40代の新米パパ・1級建築士で宅地建物取引士【ゆりかご打法・中川修一朗】が、住宅関連を熱く語る暴走日記

ジャパネスク・モダン

2005-11-29 21:18:13 | 建築でバンザイ★
昨日アップできなかった画像ですが、N店長のアドバイスで載せることができましたぁ~ありがとうございます

既にお引渡しした物件は、お施主様のプライバシーを尊重しなければならないので無断では載せられませんが、その隣のただ今売出し中物件を載せてみました 大和アクタスのHPにも紹介されていますが、これは阿佐谷北3丁目-A号棟のLDKの写真です

タイトルにもあるように、イメージは「和」を感じさせるモダンで、軽快なリズム感を感じさせる動線や視線の流れを表現しました 3次元的に空間を活かし、開放的な居住空間を確保できたと思います 
内覧されたお客様から、「デザイナーズマンションっぽい。」とのご意見を頂戴しました。これまでの比較として、戸建分譲住宅とマンションデベロッパーとでは、インテリアデザインの面においてはマンションの方が積極的に新たな提案をしていたのは否めません。内部空間の圧倒さでは、マンション業者に少しひけを取ってしまっていた実感も私自身感じていました
だからこそ、一戸建て・マイホームでもスタイリッシュ空間は表現ますよ~と言いたくて、このような雰囲気にしたのです

ただ、やはり家というものなので、温もりは大事にしたいですよね そういった意味では、木の持つ温もりなどを内・外部に取り入れています。大工さんも細かなところで気遣いを見せてくれてます

話がちょっと戻りますが、【和】というのはデザイン的なものだけではなくて、【和み】であったり【(人の)和】という意味もあります。日本の伝統的住宅(例えば合掌造りの家とか)などは、明るい空間があると同時に影の落ちた暗い空間が必ず存在します。人は人に和を求めるとき、期せずして光を求めるのではないでしょうか。
光が存在する空間は、人の心を明るく作用を持っています。だからこそ、家族が集まる部屋にはより光を取り入れることが重要で、そこに和みや人の和(輪)の効果をもたらせる事ができます。また、光を光と感じさせるためには、その対極である影が必ず必要となります。影のない光だけが存在する空間はただの真っ白い空間であり、その場に慣れてしまうと光を光と認識できなくなってしまう恐れがあります。ということは、光も影もどちらも重要なものであり、日本の建築は影をどう作っていくかということも考えていたのでしょうね モダンっぽい感じで影を色としてとらえ、今回は空間に配色してみました。

ふと思うと…光と影、陰と陽…人間も長所・短所があってはじめてバランスが取れているのかも知れません 

なんだか自分に似合わないことを語ってしまいました…

もう外構工事も完成間近なので…完璧な状態の写真を早くアップしたいなぁ~ 

明日は休みで早朝野球です せめて足を吊らないように、今晩のうちにウォーミングアップしとこ