マーケットの再開は 早いような気がするけど …

　
　コロナウイルスの影響で、海外で足止めとなっているタイ人7,000人が、現在 帰国しており
５月中には、全員が帰国します。　新型コロナウイルス感染症対策本部（本部長：プラユット
首相）は、この対応が 今後のCOVID－19 封じ込みの大きなポイントと見ているようです。

タウィーシン報道官は「４月４日から５月６日までにタイ人4,637人が、27カ国から帰国して
いる。帰国者は全員、政府指定施設で14日間 隔離させている」と説明しています。ですが、

　
　＜博士でもあるタウィーシン報道官＞

昨日のタイ国内での新規感染者のうち二人は、カザフスタンから帰国した51歳と46歳の
タイ人男性でした。もう一人はタイ深南部ヤラー県在住のタイ人女性（59）です。何度も
書きますが、海外からの帰国者によって第２波を引き起こす恐れがありますから要注意です。

一方 タイ政権は、このまま新規感染者が減らなければ今後、一年前後 経済に影響を与える
ことは確実と見ており、多くの規制をどう緩めていくか、頭を悩ませているのが現況でしょう。

　

タイでの新型コロナウイルスの感染者は、１日あたり一時100人を超える日もありましたが、
ここ最近一桁台が続いていることもあってか、バンコク都は規制解除をさらに広める方針です。

外国人旅行者にも人気のある「チャトチャック・ウィークエンドマーケット」が、営業規制緩和の
一つとして、明日から再開されるといいます。開店時間は午前５時から午後６時までで、全ての
店舗が営業可能に。　飲食店では、座席同士を1.5メートル以上離せば、飲食も可能とのこと。

　
　＜チャトチャック・ウィークエンドマーケット＞

入場にはマスク着用と入り口での検温、手の消毒が必須で、マーケット内では、他の人と十分な
距離を取ることを厳格化し、また 公衆トイレは、２時間ごとに清掃が行なわれるとのことです。
また、その他の店舗に入れるのは基本５人までで、大きな店は10人までに制限されるといいます。

また、このままいけば今月半ばにもデパートやショッピングセンターの営業も、今月中旬前後に
再開される可能性が出てきていますネ。　同マーケットの様子を見ながら進めるのでしょうか。

現在、顧客が入店時の検査手順を守れるかどうか、入店させる顧客数、滞在時間の制限を
設ける等を検討していると聞きます。そうなれば、普段のバンコク都に戻ってきますけどネ。

　

それにしても 明日からのマーケットの再開は、ちょっと早いような気がします。経済回復の為には
規制を緩める必要がありますが、それが もしクラスターが再び起きれば、対策はやり直しとなり、

元の木阿弥になってしまいます。今の状態から徐々に緩和の方法を探り、新規感染者が出なければ
首都であるバンコク都を６月上旬あたりから再開した方が良いように思いますが、ちと心配です。　　


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