先週の日本女子ツアー「アース モンダミンカップ」は、国内最高額の5,400万円という
優勝賞金(総額3億円)が話題になりました。 現在、行なわれている「資生堂レディス
オープン」の優勝賞金は、その半分以下の2,160万円ですが、それでも賞金総額は1億
2,000万円です。これでも国内で有数の高額賞金大会ですからねぇ~ 女子はバブルです。
同大会の三日目を終わり、首位に1打差の4位から出た青木瀬令奈プロ(29)が、
68をマークし、ただ一人、三日連続で60台を出し、単独首位に立っています。
世界のどこの国のプロトーナメンでもそうでしょうが、若い世代がいくら台頭して来ても、
自分がアンダーで廻れれば、周囲の選手に関係なく、上位に入れます。 四日間を、如何に
アンダーで廻れるか。それが時と場合によって、優勝という ご褒美が転がり込んで来ます!
青木プロも昨年6月以来のツアー通算3勝目を掴むには、今日もアンダーを出せるかですネ。
再度、賞金額の話に戻りますが、今季の国内女子ツアーは全38試合で、賞金総額は過去最高の
約42億9,600万円。国内で10戦5勝の西郷真央プロ(20)は、既に約1億円(9,936万円)も
稼いでいます。今季の国内ツアーは17大会を終え、3,000万円以上獲得した選手は18人も
います。 “生まれてくるのが早かった” と、愚痴るベテランプロも多いと聞きます(笑)。
確かに過去を振り返れば、近年の女子プロは ずぅ~っと、恵まれています。 例えば、
西郷真央プロが尊敬し、目指している不動裕理プロ(45)は、2000年から6年連続で
賞金女王になりました。 03年に24戦10勝と勝率は、約4割という驚異的な数字を
残しましたが、獲得賞金は約1億4,932万円でしたからねぇ~ 西郷プロが10勝したら …
昨季はコロナ禍で賞金額が20年と21年が併用されましたので、2億円プレーヤーが三人
(稲見萌寧・古江彩佳・小祝さくら)出ましたが、単年では15年のイ・ボミ選手だけです。
15年に32戦で7勝して、初の2億円超え(約2億3,049万円)を記録しました。
西郷真央プロ、6月は海外メジャーの二大会に出場していましたので、6月は国内で
戦っていません。来週から、再び国内で勝利を重ねれば、イ・ボミ選手の年間獲得額を
抜いて、初の3億円台があるかも知れませんヨ。 何か、行けそうな気がします ・・・
1982年頃から30試合を超え、88年には今年と同じく38試合ありましたが、賞金総額は
約13億9,000万円で、今年の三分の一以下ですからネ。 まったく、日本の平均賃金は
30年間で、ほぼ横ばいだと言うのに、今の国内女子ツアーの賞金だけがバブルですネ。
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