政党支持率の世論調査で1位はタクシン派の32.7%、2位は軍政派の24.2%となりましたが、
「首相になって欲しい人」の1位は、プラユット首相が26.2%で1位とは意外です。昨日からの続き。
2位はタクシン派の女性政治家で保健相などを務めたスダーラット氏でした(22.4%)。農村部や
貧困層の支持を受けるタクシン派(プアタイ党)は、1位になっているのに、スダーラット氏では
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役不足なんでしょうかねぇ~ そこへ まだ6位ですが、インラツク政権で運輸相を務めた
チャチャート・シティパン氏(52)が、7.3%で名を連ねました。勿論 彼もプアタイ党です。
実はプアタイ党では、チャチャート氏を党の首相候補として検討しているといいます。これまで、
スダーラット・ケユラパン氏を第1の首相候補と想定して、選挙活動を行なってきました。
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<スダーラット氏>
しかし、ベテラン政治家で上流階級のイメージが強いスダーラット氏では、若者などの浮動票を獲得
できないという懸念が出てきているようです。チャチャート氏は庶民派のイメージが強くネット
ユーザーにも人気があるんだとか。それでチャチャート氏を首相候補に加え、態勢強化を図るよう。
タイでは下院選に候補者を立てる政党は、最大で3人の党の首相候補を事前に選挙委員会に
通知する必要がありますが、プアタイ党(タイ貢献党)では 既に その手続きをしたといいます。
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<パントンテー氏>
昨年11月に入党の手続きを済ませているタクシン氏の長男であるパントンテー氏を前面に
出すのかと思っていました。 でも3人を党の首相候補に入れて戦うのでしょうネ。
元バンコク首都警察司令官の父親を持つチャチャート氏について、スダーラット氏は
記者たちに、首相に相応しく、自分も支持していると述べています。チャチャート氏は、
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<チャチャート氏>
タイの名門校であるチュラロンコン大学工学部を卒業後、米国に留学し、マサチューセッツ
工科大学で工学修士号、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で工学博士号を取得。帰国後、
チュラロンコン大学で教鞭をとり、複数の国営企業、民間企業の取締役も務めています。
運輸相に起用されるまで政治経験はなく、大臣になってもバイクタクシーや路線バス、2等列車に
乗ったり、裸足に半ズボン姿で托鉢に応じるなど、庶民的なスタイルで人気が集めています。
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でもプアタイ党が勝てば、一時的にはチャチャート氏が首相になっても、直ぐにパントンテー氏に
繋ぐような気がします。 興味あるとこですが、そうなると 政情が不安定になるでしょうネ。
3月24日と総選挙日が決まり、各政党の代表らは相次いで記者会見し、政策や公約などを
発表しています。これから約二カ月にわたる選挙戦が本格的にスタートしました。
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「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
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一件落着して良かったです。
http://suigyu.com/noyouni/hibari_morishita/14_4.html
しかし、プミポン国王が亡くなり、現国王と、その姉はタクシンに懐柔され、タクシン派になりました。王室の者が首相候補とは?日本的常識では全く想像すらできない事態です。まさか?立憲君主制から王政復古?
https://blogs.yahoo.co.jp/superstarspy007/18592541.html
タイの政治がどこに向かうのか?全く見えなくなってきました。
軍事政権側が簡単に「分かりました」となるのか?
http://www.newsclip.be/article/2019/02/08/38911.html
これからも宜しくお願いします。
https://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2018/09/0921.html
https://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2018/12/1211.html
●「プアタイ党(タイ貢献党)」(32.7%)・・・164議席
●軍政派の新党「パランプラチャーラット党(国民国家の力党)」(24.2%)・・・121議席
●保守中道で反タクシン派の「民主党」(14.9%)7・・・75議席
●反軍部の新党「新しい未来党」(11%)・・・55議席
★上院の議席数は250、タイの場合、首相指名は上院と下院の合同で750議席の過半数を得るのが条件なので、376議席が必要になる。
上院250議席は軍事政権の指名になっているので、造反がなければ、250議席全てがブラユット氏に投票する。
従って、下院総選挙で126議席を獲得すれば、ブラユット氏が首相に選出される。
「プアタイ党(タイ貢献党)」は下院で376議席が必要だが、(民主党以外の)他の政党と連立を組んでも、過半数を獲得するのは100%あり得ない。
以上の結果から、下院総選挙をするまでもなく、ブラユット氏の首相選出は決定事項だ。
ブラユット氏も「暫定」首相から「本格」首相に昇格して、タイの政治は安定が続きそうだ。