タイでゴルフ友達になりましょ。

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タイの政治・経済のリスク度は?

2008年11月08日 | タイの出来ごと、あれこれ
どうも見てもタイの政局が不安定なまま、タクシン氏支持派も多数出てきて水面下では、相互の駆引きが盛んのようです。

折角タイの観光シーズン(11月~2月)到来と言うのに、日本旅行業協会(本部・東京都千代田区)の調べではタイへのツアー
客数が昨年9月比42.1%減となり、10月~12月も45.5%前後になると予測されています。日本人だけで年間130万人近くが
訪タイする観光立国が、今年は大きな打撃を喰らいそうです。

それで無くとも燃料高、金融危機による不景気で、まだまだ日本では贅沢に値する海外旅行を控えているのに、
これに政情・政局の不安が重なれば日本人旅行者は、他国へいってしまうでしょうに! ネっ・・・

唯 内情をよく知らないワタクシらの目からしてみても、反政府組織の市民民主連合(PAD)のデモ隊が、首相府だけでなく
シーロム・スクンビット通りの都心部でデモをするようになった事や、それに対抗するかのようにタクシン氏支持派や政府支持派が
市内の競技場で8万人とも言われる支持者が集まって気勢を挙げるなど、タイ国民が二つに分かれ出していることが懸念されます。

PADの黄色シャツ組と政府支持派(親タクシン、愛国党支持)の赤色シャツ組の対立となり、いやぁ~なムードです。

悪いことに、その11月1日(土)の大集会に、現在英国に滞在中(亡命中?)のタクシン氏が電話出演して「帰国には国王
陛下のご慈悲と市民の力が必要だ」「民主主義を守らなければならない」等と訴え、その健在ぶりをアピールしたから堪りません。
これにはPADを刺激したのはもちろんですが、軍首脳部が不快感を強めたり、与党の政府支持者の反感をも買ってます。

もう~ ・・・ タクシン氏も静かにしていればいいのにねぇ~ 

タクシン氏が首相時代に、王族を軽視したり不敬罪に問われたりしたことを忘れて、今は「国王陛下のご慈悲」が必要と訴え、
故郷に帰りたいやら、亡命の不安感からか、タクシン氏の焦りも分らないではありませんが、ここは我慢のしどころ、なんですがネ。

力とお金があるだけに黙っていられないのでしょうヨ。また その人気は国内だけに留まらず、中央アフリカなどの後進国では
経済政策や貧困対策の顧問、名誉市民などの好待遇で亡命の受け入れを申し出る国も相次いでいるようですから、
尚更に誇示したい気持ちもあるのでしょう。

このタイの情勢下ですからこんな評価も下っています。

香港のリスク・コンサルタント会社が、アジア・オセアニアの16カ国の地域を対象に来年の政治・経済のリスク予測が発表され、
タイは政治情勢の不安定が来年も続くと見られる事などから、10点満点中6.28点で、インドに次ぐ二番目にリスクが高い国と
位置付けられてしまいました。

10点満点の評価は政権交替・社会騒動に伴う治安などでリスク度を算出するんだそうです。3位はマレーシアで、因みに
リスクの低い国としては日本・香港・シンガポール・オーストラリアが挙げられています。

それにしてもタイ国民同士が「政府支持勢力と反政府勢力」で、本当に正面衝突などを招くようであれば、ホント一大事ですヨ。
こんなことが起きらないように祈るばかりです。



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