男子ツアーの日本・韓国・アジアンツアー共催試合「シンハンドンヘ オープン」では、
三日目まで単独首位をキープしていたタイ国のティラワット・ケーオシリバンディット
選手(32)が、比嘉一貴プロ(27)に逆転優勝を許してしまいました。これは残念でした。
19アンダーで最終日を迎えたティラワット選手はアンダーを出せず、1オーバーの通算
18アンダーで終わり、逆転した比嘉一貴プロは、6アンダーの通算20アンダーの勢いでした。
158センチの小兵がかけた重圧に、タイ人には珍しい182センチの大男が屈しました。
<ティラワット選手、アジアン2勝目ならず残念でした>
でも比嘉プロで良かった! 彼は2018年3月に東北福祉大学を卒業後 直ぐ、アジアンツアーの
下部であるADTツアーを主戦場にした選手ですからネ。きっと、ティラワット選手とは顔馴染み
ですヨ。 同年5月には バングラデシュのクルミトラGCで行なわれた「BTI オープン」で
初優勝を遂げています。応援し始め、最初に声援を送った当ブログの内容が下記でした。
https://blog.goo.ne.jp/nagaichi_1950/e/ae39fc2bc0b2fa47a9e5422505b0bb28
<松山プロは三年先輩です>
最初のフィールドの場にADTツアーを主戦場にした理由は、東北福祉大学の先輩でもある
松山プロから、“若い内に海外に出たほうが良い” と、常々言われていたからだといいます。
「シンハンドンヘ オープン」は、韓国ツアーとしては今年で38回目を迎える大会でした。
19年大会から日本ゴルフツアー機構とアジアンツアーの共催で 行なわれるようになり
<KPGAク会長(左)とJGTO青木会長、アジアンツアーのチョ会長(右)>
コロナ禍により20年、21年大会は韓国ツアー単独で実施されました。三年ぶりに韓国・日本・
アジアの3共催で復活し、今回が 初めて日本(奈良県のKOMA CC)で開催されました。
3ツアーの強豪プロが集まる中、欧州選手はじめ 韓国人・タイ人選手の中で、アジアの
選手を代表して勝った比嘉一貴プロ、アジアンで鍛えられただけに嬉しかったでしょう。
そして、同大会初の日本人優勝を刻んだのも、海外志向の強い比嘉プロらしいですよネ。
これで来季の韓国ツアーとアジアンツアーの両方のシード権も手にすることができました。
6月の「BMW日本ツアー選手権森ビル杯」以来、今季3勝目(通算5勝)となり、賞金総額も
約8,474万円で、2位の桂川有人プロの約5,677万円を大きく引き離し、夢の賞金王が見えて
きました。 国内男子ツアーで最も小さい158センチの比嘉プロが、最もビッグになります。
アジアンツアーは年々、大きくなって来ており、日本より大きい試合も何試合かあります。
再びアジアンにチャレンジし、更にレベルアップできるチャンスでもあり、アジア経由で欧米
ツアー参戦まで見据えられます。そうでした、10月10日時点で国内ツアーの賞金ランク5位
以内であれば、米国下部の「コーンフェリーツアー」の出場権を競う最終予選会からの受験が
可能でした。 今後 より前向きに海外へ挑戦して行くんでしょう、頑張ってほしいです。
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