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タイは まだ 戒厳令下、その政権ぶりに 街の声は ・・・

2014年11月16日 | タイの出来ごと、あれこれ
  
 今のタイ、まだ完全に戒厳令が解かれている状態ではありませんでしたネ。 
軍事政権になっても 平穏なので、戒厳令下であることを スッカリ忘れています。

ミャンマーで開催されているASEAN首脳会議に出席しているプラユット首相に、潘基文
(パンギムン) 国連事務総長は、タイで今だ 敷かれている戒厳令を 解除するよう要求、 
解除して、通常の法律と憲法に基づいて国家を 統治するように、という報道がありました。

 

一般的な戒厳令とは、「戦争や内乱などの非常時に際し、全国・一部地域において通常の立法権、
行政権、司法権の行使を 軍部にゆだねる非常法」 とされ、治安維持を 警察ではなく、軍が行ないます。

国家緊急権制度の一つで、タイの戒厳令では、特に 「5人以上の政治集会禁止」 を 盾に 目を
光らせていた、現在も光らせているくらいで、戒厳令下でも一般市民には、何ら影響はありません。

 国内でも戒厳令解除の検討は、度々されています。 プラユット首相は 「戒厳令解除で何かが
起きたら、国家改革が遂行できるだろうか。 その責任を 誰が取ってくれるだろうか」 と述べ、

 

メディアからの質問にも、その都度 「戒厳令は政府が国家改革を 遂行するために必要なツール」
と、解除されることはないとの見解を 示しています。 


 さて、5月22日の軍部による全権掌握から半年が過ぎようとしている現在、軍政の国民の評価は
概ね 合格点を つける市民が多いようです。 この半年で、政治・経済・社会各分野での国家改革案が
矢継ぎ早に発表され、まだ具体的成果を 出すには至っていない部分もありますが、施行されています。

バンコク週報の街角インタビューでも、良い、悪い、云々 こんな声が聞かれていました。

 

* 各地方に 「相談窓口」 を 開設し民衆の声を 吸い上げようとしているのは評価でき、
  地方民は陳情のために、バンコクまで来る必要がなくなった。

* 課題は選挙対策で、金権選挙を 排除するには選挙民の意識改革が必要だが、この点での
  啓蒙は まだ 何もされておらず、このままでは いくら憲法を 改正しても、票買収が再び
  行なわれ、政治が腐敗する可能性が高い。

 

* 政府が言う通り、鉄道や道路などのインフラが整備されれば、物流や観光は飛躍的に伸びる。
* インラック前政権の悪政として糾弾されているコメ質入政策における対応も生ぬるく、
   賄賂は まだ 無くならない。 汚職廃絶に向けた断固とした、取り組みに期待したい。

* タイ社会に山積みする課題に対する真摯な対応に好感が持てる。

 

* 政治デモが街から消え、政府は社会対立の解消に本気で取り組んでいる。
* 輸出・観光政策が不明確で、無策に近い。
* 歩道の屋台営業を 規制し、歩行の便を 図るなど 社会秩序は間違いなく向上している。


 色々な意見があって賛否両論です。 批判する人の意見は、政府への励ましの言葉でもあるのかな。
プラユット首相、もうひと息です。 頑張って下さい!!  


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