アジアンツアーが ようやく11月から開催されることになりましたネ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年3月以降中断していましたが、11月末から再開し、
来年1月までに四試合を実施して、2020~21年シーズンとして締めくくる事にしたようです。
他のツアーと較べ 随分と遅れたのは、“アジアンツアーはいくつか複数の国々との共同
ツアーの為、それぞれに違うコロナ対策とルールがあり、一緒に 同時に開催するのは、中々
難しかった” と同ツアーのチョー・ミンタン CEO が述べています。確かに そうですよネ。
<チョー・ミンタン CEO>
今年 開催される二試合は、現在 サンドボックスで外国人観光客を受け入れているプーケットで
開催されます。一つはブルーキャニオンCCにて「ブルーキャニオン選手権(11月25日~28日)、
そしてラグーナ・リゾートにて「ラグーナ・プーケット選手権((12月2日~5日)」の
二試合です。 賞金総額は、それぞれ、100万ドル(約1億1,200万円)です。
<19年1月シンガポールで優勝したジャズ選手>
さらに、1月にシンガポールで二週続けて開催される2試合が、近日中に発表される予定で、
それらの4試合を含めて2020年~21年シーズン(計9試合)の賞金王を決定するとしています。
ただ 気になるのはシンガポールにて、一時は治まった新規感染者数ですが、今は 一日の
平均が最多を更新し、平均 3,000人以上の新規感染者が報告されていることです。 まだ
先のことですが、1月になっても感染者が減らなければ、開催地が変わるかも知れませんネ。
いずれにしても、アジアンツアーが開催されることになって、我々ゴルフファン以上にアジアの
プロゴルファーが一番喜んでいるでしょう。それぞれ各国の自国のツアーでは物足りませんからネ。
アジアンツアー、今では日本のシード選手でも簡単に勝てなくなったほど、レベルが上がって
います。日本にツアー制度が発足した1973年前後は、日本国内に試合が少なく、オフになると
アジアサーキットと呼ばれたアジア各国のナショナルツアーに有力選手が挑戦したものです。
アジアの不慣れなコース設定に戸惑いながらも腕を磨いて強くなっていきました。その後、尾崎
将司・青木功プロらの活躍で国内試合数が増えて賞金額が充実すると、わざわざアジアまで
行かなくとも、国内で十分に稼げる為 日本人選手は、アジアの大会に目を向けなくなりました。
一方で、アジアンツアーは欧州ツアーとの共催大会を増やして、コース設定を世界基準にして
レベルを上げていきました。その間にアジアでは日本人選手が簡単に勝てなくなった、大袈裟に
言えば、若い選手の間でレベルの差が生まれている、というのが実情でしょうかねぇ~
いずれにしてもアジアンツアーが開催されるニュースは朗報で、楽しみが一つ増えました。
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