タイ国では14日、4月から開始予定していた外国人旅行者を対象に導入する観光税(入国税)
について、“二カ月延期され6月からになる” と、ピパット観光・スポーツ相が公表しました。
300バーツ(約1,070円)の観光税を徴収することによって、コロナ禍で苦しんでいる観光
業界から、”観光客が鈍るのではないか” と心配し反対の声があります。が、延期の理由は
新税の導入には閣議承認を経て 官報掲載後となる為、ある程度の時間が必要としています。
しかし、閣議で承認が下りて官報で掲載された90日後(三ケ月後)に発効しますので、
6月から更に延長されるかも知れません。 物議を醸している最中、進めることを
<ピパット観光・スポーツ相>
決議したばかりです。また空路からの入国者のみだったのが、陸路や海路については、今後
検討する等々、まだ決まっていないことも多いようですからねぇ~ 観光立国のトップである
ピパット観光・スポーツ相は、未定の事項を先走ったり、思い付きの発言も多いようです。
徴収された300バーツのうち、20%が保険に使われ、事故の場合は50万バーツ、死亡の場合は
100万バーツをカバーし、残りの料金は、航空会社と国家観光政策基金に分配され、基本的に
主要な観光地のインフラや公衆トイレなどの施設に使われる、としています。
現在 入国する場合、新型コロナウイルス感染症の治療費を含む最低5万米ドルの医療
保険に加入していなければ入国できません。保険に20%が使う必要性は無いという声も
あるようで、真にこのような目的で使われるのか、疑問視する有識者も多いそうですヨ。
この観光税は2019年の国家観光政策に沿ったものであるといいますが、外国人限定です。
日本も「国際観光旅客税」という名目で2019年1月から導入されており、出国する日本人・
外国人の旅客から一律1,000円を徴収しています。タイ国には、タイ人と差別化して
外国人料金というものがありますので、これも そのうちの一つになるんでしょうかネ。
フランス・ニュージーランド・マレーシア・インドネシアなど旅行者から料金を徴収する国が
40カ国以上あり、徴収された料金の殆どは、観光地の開発と改修に使われていると聞きます。
各国々が自国民からも徴収しているのか不明ですが、開発の財源は必要でしょう。
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