タイの支援策と現状の観光事情！

　　
　ロングステイヤーに関わる政府の発表に、エリートカードの廃止と　もう一つ　日本人がタイへ
入国する際の　「ビザなし滞在が30日から90日に延長」　というのがありましたネ。

これは 東日本大震災に見舞われた日本への支援策として、先月26日 （火） の閣議で承認されましたが
まだ　各国タイ大使館の現場には 通達されていないようで、　特に日本では連休に入りましたからネ…

　
　　　　　＜これで訪タイする日本人が増えるかな？＞

この支援策、タイの観光への支援策も兼ねているんでしょうが、30日から90日に延長されたからと
言って　果たして　この間に どれだけの日本人が訪タイするでしょうかねぇ～　しかも　5月1日から
10月31日までの期間限定です。　どうも　ピント外れ　の　現場を 知らない支援策のような気がします。

先に、赤シャツ軍団のデモ騒動の影響で観光客が落ち込み、その対策として 「観光ビザを 無料」 という
施策を 行なっていましたが、タイを 30日以上観光する人がどれだけいるのか？　日本なんか、観光ビザを
取る手間暇でたいへんです。　余り　成果が無かった、とも聞いていますしねぇ～　

でも　タイ政府は、我々　日本人のことを 考慮して　いろいろと やってくれていることですので、
イチャモンを つけてはいけませんネ！　　無礼を 言いました。　（謝）　　

　　
　＜タイの人には、千羽鶴まで折って貰っているのに…＞

処で、現在　タイがビザなしで90日間の滞在を認めているのは、韓国・ペルー・ブラジルの3ヶ国かな？
この処置は、それぞれの国が　法的にもタイ人の労働者入国を 認めているからでしょうネ。　きっと！

　観光立国のタイですから、政府も色々と施策を 考えるのは当然です。　

タイ国際航空では 先月末 東日本大震災の影響で日本路線の利用者が大幅に減少し、通常に比べて
月間６億バーツ （約17億円） 程度の減収になっていることを 発表していました。　

　
　　　　　　＜タイ国際航空も大きな被害ですねぇ～＞

また　大震災と原発事故の報道で日本を 訪れるタイ人も激減したことから、同社は３月27日から日本
路線を 週59便から52便に減らしていますが、客席が半分も埋まっていないのが現状のようです。　

この為　料金引き下げなどで利用者の回復を 図りたいとしているようですが、もし回復しなければ　
また　更に減便に踏み切る可能性もあると聞きます。　タイ航空の日本路線って、ドル箱ですからねぇ～

　　　
＜世界から訪日が減っている…＞

今年は震災の影響で、70万人から85万人が減り、日本人旅行者からの外貨収入が当初の見通しを
150億バーツ～200億バーツ （約420億円～560億円） 下回ると予想されているようですヨ。

また　日本へ向けた旅行大手７社のタイ行きパッケージツアーの予約状況は、４月20日現在　前年同月を
100とした人員ベースで、　４月65.2、５月62.7、６月72.8 　と激減していますしネ。

　訪タイする日本人も 訪日するタイ人も減ってしまった昨今、
　タイの観光業界は　日本の観光業界よりも　いち早く色々と動き出しているようです。　　　

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