もちろん、英語をマスターすれば米国ツアーを乗り越えられるというものではありません。
でも他国へ行けば言葉と会話は生活の重要な一部です。その一部が欠けると思うような戦いも
できないでしょう。それを素早く察したのが河本結プロでしょうか。 昨日からの続きです。
河本プロが米国ツアーを撤退し、先月から日本ツアーへ復帰していますが、参戦して一年半
という速い決断で良かったと思いますネ。 横峯さくらプロでさえ日本で23勝しているのに
6・7年間で、米国では一勝もできずに帰って来ていますからねぇ~。決して甘くありません。
渋野日向子プロは、3月末の渡米から三カ月目に突入しています。河本プロと違い、毎週試合に
出ているわけではなく、推薦などのスポット参戦です。それでも今、苦境に立たされています。
さて、笹生優花プロが全米女子で勝って、代々木高校時代の吉岡徹治監督や「ジャンボ尾崎
ゴルフアカデミーの一期生」ということもあり 尾崎将司プロを それぞれ 師匠とされています。
<正和さんも嬉しかったでしょうね>
ですが、高校やアカデミーに入る14歳までに、お父さんの正和さんがゴルフの基本と徹底して
下半身強化を鍛えていたことが全てでしょうネ。朝5時から足に重りをつけてのランニングと
自転車こぎ。さらに80kgのバーベルを担いでのスクワットなど、今では有名な話になりました。
今やプロテニスの大阪さおみ選手やバスケットの八村塁プロなど世界で活躍するハーフ選手が
多く輩出されていますが、その殆どがお母さんが日本人です。笹生優花プロのようにお父さんが
日本人というのは珍しいですよネ。それが日本的な徹底した下半身強化に繋がっているんでしょう。
<ウッズ親子>
そう言えば、タイ人が母、父がアメリカ人のタイガー・ウッズ選手もゴルフの指導から
考え方まで、父親のアール・ウッズ氏(享年74)の影響が大きかったことは有名です。
アール氏が亡くなった時、“父がいなかったら、私は今ここにいることは無かっただろう。
父が教えてくれたことを、これからもしっかり受け継いで行きたい” と語っていました。
<ジャンボ邸での練習風景>
笹生優花プロがジャンボ邸で初めて練習に参加した日、270ヤード先にあるグリーンまで軽々と
キャリーで運ぶ姿に、歴戦のジャンボ軍団も目を疑い、飛ぶ選手を多く見てきたジャンボ尾崎も、
ひと目見ただけで、”すげえな。桁違いだな” と、度肝を抜かれたといいますからネ。
お父さんの下半身強化などのトレーニングもあり、正確性の高い飛距離は伸び続け、男子プロでも
難しい米国の深いラフからも出せる、そして心技体 全てのタフさが要求される世界に通用する選手へと
父によって成長して来ました。優勝後、絶えず「父と家族への感謝」を口にしています。 明日に続く。
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タイには立松里香プロ(?)がいますが、父親がタイ人、母親が日本人で、パターンが違います。
父親が日本人で、母親がタイ人と言うパターンのハーフもかなりの人数がいますが、著名なプロはまだ見当たりません。
笹生優花プロはジャンボの弟子とか、門下生と言われていますが・・・正確には、ジャンボの練習場を使わせてもらっているだけで、特に関係は無さそうです。ジャンボの練習場に来た時には、既に彼女のゴルフは完成しており、ジャンボが指導する必要は無かったようです。
https://www.youtube.com/watch?v=nHvnpcDy3wk&t=2060s