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水不足で人工降雨を 行なうらしいけど大丈夫なの?

2015年07月01日 | タイのちょっと気になる報道!
  
 雨季に入っているのに あまり 雨が降りません。バンコクでは降ったと思ったら、一時的な集中豪雨で
交通をマヒさせているくらいで、タイ各地のダム貯水率が危機的水準まで下がり、ちょっと心配です。

すでに雨季に入っているんですが、雨量が少なすぎるんですネ。

 

 タイ発電公社によると、先月中旬の貯水率はタイの2大ダムであるプミポンダムで31%、シリキット
ダムで38%だそうです。5月1日~6月11日にプミポンダムに流入した水量は400万立方メートルと、
同期比で 過去51年で最も少なかったようですヨ。 当局が水不足への警戒を呼びかけています。

特に中部のロッブリー県にあるパサック ジョラシットダムの貯水量は、ここ20年間で最低を
記録し、タイ中部の広大な水田を支える貴重な水源となっていますので、事態は深刻です。

農業・農協省は あと一か月と少しで、バンコクを含む中部地域の農業・生活用水が無くなる危険性を指摘。
ついに政府は、何らかの補償をするとして農家に作付けを8月まで延期するよう勧告しています。ですが、
農民にしてみれば、政府補償は農業収入に満たないので、不満が募っているという話も漏れてきます。

 

 あの11年の大洪水の時も問題になりましたが、この中部地域にはいくつかの貯水池を造成すべきという
施策が出ていましたが 今だ そのままです。同じことの繰り返しで、過去の政権がしっかり予算化して

実行してこなかった政府の責任は大きいですネ。タイはタイランドと言われる程(冗談)、中部は真っ平らで
水の流れがゆったりする地域です。洪水の時は水はけが悪く、渇水の時は下流に水がなかなか流れません。

 

こんなことは昔の昔から分かっていることなのに雨量が少なすぎて、農業が大打撃を受けています。

 さぁ~ ここでお出ましでしょう。 そう、プミポン国王が考案した “人工で雨を降らせる技術” です。
セスナ機で化学薬品を散布し空中で化学反応させ、雨を製造することを10年以上前から利用しています。

専用のセスナ機から上空に塩化ナトリウムの粉末を散布し、空中の僅かな水蒸気を吸収させて雲の元を
生成させた後、塩化カリウムを散布し水蒸気を吸収させ、発生した熱エネルギーが上昇気流を作ります。

 

そこへヨウ化銀を散布し氷の結晶を作って雨を降らせるための雨雲を生成させ、その雲を促進させるため
ドライアイスを雲の雲底に散布し、地上と雲の間の外気温を下げて雨を降らせるんだそうです。

この技術は世界的にも注目されており、フランスなど欧州10カ国で特許を取得しているようですヨ。まだ
後進的な技術が多いタイですが、「干ばつ」という事態においては最先端の技術を持って事に当たれます。

 

今の雨不足で農家への影響を考慮し、中部・北部で降雨作戦の準備に取り掛かったと聞きました。
でも空中に化学薬品を撒き散らして大丈夫なんでしょうか?
 実際に人口雨を降らせたら、改めてレポートしますネ ・・・・  


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