タイの果実に ちょっとした変化が生じています ・・・

　
　タイで果物に関し、面白い現象が生まれている感じです。私だけかな？ そんな風に思うのは ・・・

タイ商務省管轄の国内商取引局が「果物の一日の基準量400グラムに対し、タイ人の75％が１日
当たりの果物摂取量の基準値を下回っている」と報告しています。「よって、果物を より食して
もらうためのキャンペーンを検討している」と。タイ人、そんなに果実を食していないですかねぇ～

　

いやいや、やはり 狙いは違うところにありましたネ。実はタイではマンゴーなど果物の生産量が
毎年増加しているにも拘わらず、消費しないと値崩れを起こす懸念を感じているようです。また、
果物の摂取量を増やすことに加え、生産農家の所得も向上させよう という狙いもあるようです。

果物の摂取は健康面で良い、と改めて果物の大切さをアピールしていますが、こういう内容は国内
商取引局でなくとも、保健省管轄の医療局や健康関連サービス推進局あたりが訴えることですよネ。

　

今後、バンコクやチェンマイ、チョンブリー、ソンクラーの観光客が集まる４県では、
タイの果物をPRするイベントを開催。同時に、フェイスブックなどの SNSを通じて、
果物を使った料理コンテストも実施しながら、果物の消費拡大を進めるといいます。

つい最近では、タイ商務省は４つの航空会社との間で、生鮮果実を20キロまで無料で運べる取り
決めを行なったようです。この措置は「新鮮な果実の余剰を減らし、国内市場の価格を上昇させる
ことを目的」と、こちらは本音の実情を訴えていました。あくまで国内便だけでしょうけど ・・・

　

取り決めを行なった航空会社は、タイ・スマイル、バンコク・エアウェイズ、ノックエア、
エアアジアの４社。乗客は、最高20キロの生鮮果実を無料で運ぶことが出来るようになります。

ただし生鮮果実は、航空規則に従って密封されている必要があり、各社の広報カウンターでにて、
無料で利用できる５キロ用パックと10キロ用パックが用意されているとのことです。いつからか

実施時期については、まだ 発表されていません。果たして これで需要が伸びるんでしょうかネ。
保健省と組んで、もっと健康面から訴えた方が良いのにネ。タイも日本と同じ縦割り社会だから …

　

そんな中、商務省管轄の国際貿易交渉局は、19年上半期（１月～６月）におけるドリアンの輸出額が
前年同期比45％増（昨年は145億バーツ）になり、今年は世界トップになるだろうと発表しています。

これは中国のドリアン人気が要因ですネ。中国向けの輸出が前年同期比70％増と、半分
以上の伸びが中国です。自由貿易協定によって、タイから輸出するドリアンの関税が
中国やASEAN諸国でゼロになっている事も大きく、ASEAN諸国でも伸びているようです。

ドリアンやマンゴーの話、もう少し 続きますが、長くなりますので明日に ・・・　　


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