今日は、特に日本から観光で来られる方々へのご注意で~す!
タイ商業省は、知的所有権の保護を強化する為 コンピュータソフト・音楽CD・バッグ類・時計などの
コピー品を購入した折に、購入者・使用者にも最高1,000バーツの罰金を科せる、と発表しています。
パッポン通りで、よくお買い物をしていた、あなた もう そんなコピー品を買ってはダメですヨ、(笑)
刑罰の対象を拡大して、偽商品の販売を許すビル・土地所有者、HP管理者には3万~30万バーツの
罰金も科する、として 観光客の多いパッポン・スクンビット、或いは タイ人が商売先に利用する
クロントム市場・マブンクロンセンター・パンティッププラザを強化警戒エリアにする模様です・・・
タイ政府は、今月初めにも 「これから年末にかけ国境エリアでのコピー品取り締まりを一層強化、国境
以外に、レムチャバン港、クロントイ港でもコンテナの調査を厳格に行う方針だ、発表していました。
どうやら この強化は、タイに米国通商部が知的所有権の保護をタイに迫っていることが要因のようで、
バンコク以外の観光客が集まるチェンマイ・パタヤ・プーケットでもコピー品監視を強化するとの事です。
コピー商品を作るなら高い技術の中国人が、日本商社にコピー品を指摘され、「日本の物を真似るな!
なんて日本人に言われたくない、あんたら日本人は、我々中国の漢字から宗教・文化まで、真似してきた
じゃないか!」 と・・・ 商社スタッフは一言も言えなかった、なんて笑い話もありますが、さて、さて…
< タイの人達は、このコピー品をどう思っているんでしょう? >
今年の7月に、私立バンコク大学がバンコク住民を対象に行ったアンケート調査 (18歳以上のバンコク
住民1,104人から回答を得る) で、「コピー商品を買った、もしくは借りたことがあるか?」 との問いに
80%が「ある」と回答し、その内52%が「悪いと思わなかった」 と答えたそうですヨ。
また タイ国内にコピー商品が氾濫している理由は 「正規版商品が高すぎる」 が40%、「政府が
コピー商品の販売を放置している」が20%と、人のせいに してしまってます。対策には「正規版商品の
値段を下げる」(39%)「知的所有権侵害の罰則を強化する」(19%)などが挙げられた、と報じていました。
困ったモンで、まだ、まだ中国人もタイの人も、コピー商品について、罪の意識はないようです。(笑)
欧米大手製薬会社が特許権を持つ、抗エイズ薬や心臓病などに使われる薬を、タイ保健省は、
「特許破り」 を承知で、各社の承諾を得ないまま「自国で生産する」と発表したこともあり、
米国政府はタイを中国と同様に、知的財産権保護で「優先監視国」のままにしています。
そして 今回 更に米国の圧力がかかったのでしょう、
政府の「経済犯罪局」と「知的財産局」が動いているようですが、確かに もっと厳しくして良いかもネ。
今度は、「日本の税関で没収されてもいいや」 なんてだけでは、済まされませんヨ、
ご注意を!
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
私も海外に出るときに必ず友人から依頼されるのがコピー品。
個人的にブランド品に興味が無いので、コピー品の質の見分けが出来ませんので買ってきません。
コピーにもランクが有るようでして(笑)コピーのコピーみたいなのもあるらしくて(爆)価格の交渉も面倒ですからなおさらです。
来週からバンコクに入りますが、やはり昨日も女性からビトンの大型バックを依頼されました。
良いのがあったら買ってくるとは伝えましたが、上記のように良いのか悪いのか判らないから買う気は無いです(笑)
そんな物買うのに時間かけるくらいなら、今回はとことんゴルフ三昧といきたいものです。
マッサージにゴルフ、微笑みの美しい女性(笑)
楽しみです。
しかし、発展途上国では、所得水準に比べて、ソフトの価格は高過ぎます。
大企業は定価で購入する能力があっても、中小企業、一般個人には高過ぎます。
ここに、コンピューターソフトのコピー商品が蔓延する原因があります。
日本で販売されているパソコンには、OSから各種ソフトが過剰なくらい入っていますが、タイで販売されているパソコンは、ソフトが空のものが多いです。当然ながら、空のパソコンを買っても無意味ですから、店員に頼むと、OSからOfficeなど、必要なソフトを無料でインストールしてくれます。当然コピー商品です。
発展途上国の政府は、どこもソフト大国であるアメリカの面子を立てるため、国内で規制をしますが、上記の根本的な事情があるため、本気で取り締まるわけにはいきません。
[NIKKEI IT+PLUS NEWS 2009年10月20日から転載]
★ウィンドウズ7、早くも海賊版 中国、110円で販売も
米マイクロソフト(MS)が22日に世界で発売するパソコン用の新型基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7(セブン)」の海賊版が既に中国で売られている。最も安い商品でわずか8元(約110円)。正規版の中国での定価399元の2%程度にすぎない。
北京市中関村。パソコン販売店が密集するビルにセブンの海賊版DVDが並ぶ。価格は8~20元で10元の商品が最も多い。MSが中国で利便性などを試験するために配布したベータ版などを基に作られたようだ。北京、上海、広州などで8月から大量に売られている。
中国で販売されるソフトの8割が海賊版とされ、08年のソフト産業の被害額は6000億円との試算もある。正規版の高価格が海賊版を生むとの指摘から、MSは中国でセブンの価格を他国より安く設定した。(北京=多部田俊輔)