安倍晋三元首相の襲撃暗殺事件は世界を驚かせました。日本では、まだ その衝撃の余韻が
続いています。タイ国では、バンコク都の日本大使館と北部チェンマイの総領事館で、安倍
晋三元首相が逝去されたことを受けて、7月12日と14日(木)に弔問記帳が実施されます。
受付時間は、9時~12時 及び 14時~16時です。 「来館時には、パスポート等の
身分証明書(原本)を持参ください」と、ありますので、ご留意を下さいませ ・・・
タイ国のプラユット首相が安倍晋三元首相に哀悼の意を表明したことは、昨日の当ブログでも
触れましたが、現在 海外逃亡中のインラック・シナワット前首相も同日、自身のSNSに
首相時代に撮影した安倍元首相との画像を掲載しながら哀悼の意を表していました。
インラック前首相は、“総理大臣として最も長く在任された安倍晋三元首相が亡くなられた事を
知り、深く悲しんでいます。日本を経済的苦境から立ち直らせた先見性のある安倍元首相の
<2013年5月23日に訪日、首脳会談後の二人でした>
リーダーシップは忘れられることは無いでしょう。この大きな喪失に対して、ご遺族と
日本国民に心からの哀悼の意を表するとともに、深いお悔やみを申し上げます” と ・・・
そう言えば、タイの人たちが、日本へビザ(査証)無しで15日間の滞在が実現したのは、
インラック前首相との会談後の7月からでしたネ。それまでは、数日間の訪日観光でさえ
ビザが必要とされました。さらにそのビザを申請するのに、過去六ヶ月の金銭記録が載った
預金通帳のコピー提出まで求められていました。日本人配偶者がいる場合は、配偶者の
保証書があれば、通帳コピーの提出は不要となっていました。 もう9年が経ちました。
それまでの日本政府のスタンスは、不法滞在者を警戒し アジアから できるだけ入国させないと
いう姿勢で条件を厳しくしていましたからネ。 このビザ無しという方向転換には 驚きました。
<昨日のタイニュースでも ビザ無し入国を称えていました>
これは安倍元首相の「日本を観光立国に!」という政策の一つだったのでしょう。2019年の
コロナ前には、3,000万人を超す外国人が訪れるようになり、タイ人も100万人を超えました。
タイの人たちから言わせると「15日間のビザ無しでの日本滞在を実現した首相」として知られ、
安倍元首相が亡くなった後、ツイッターなどのSNSに そのお礼が書き込まれているようですヨ。
今は、コロナによる入国制限のため、ビザ無しの滞在は一時的に停止されていますが、タイの人達は
再度、解禁されることを待っています。 意外なところで、安倍元首相が感謝されていましたネ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます