去る24日 当ブログでも書いた、邦人男性がスワンナプーム国際空港のタクシー批判が、
メディアを 巻き込み大騒動となりました。 今度はこんな動画が流れて話題となっています。
邦人男性がスワンナプーム国際空港から乗ったタクシー運転手との やり取りの動画なんですが、
内容は タクシーに乗った際、メーター部分が布で覆われ見えない状況になっており、不審に思い、
布を 取らせたところ、初乗り料金が通常の35バーツではなく75バーツになっていたというものです。
動画はこちらからから
邦人男性が運転手に問い詰めると、昨年12月に政府がタクシー料金を 引き上げて、初乗り料金が
75バーツに変更されたと説明しています。 が、運転手は動画を 撮られているのを 分かって
いますから、警察に通報されると思ったのでしょう。 特別に料金を 割引すると言い出したようです。
この動画がタイのインターネット掲示板に 「知っている? スワンナプームのタクシーはスタート
75バーツになった!」 というテーマで配信されて話題になり、タイ地元紙に取り上げられました。
でも こうした物議が続くのは余り良いことではありませんネ。 確かに 悪いのは運転手たちですが、
先日のネット批判を 受けて、ネット上に 「日本人を 乗せるな」 とか、日本語で書かれた 「日本人
お断り」 の張り紙の写真が出回り、タクシー運転手協会や運輸省が慌てて否定する騒ぎが起きています。
日本も含め、どこの国へ行っても悪い輩はいますからネ。 タイのドライバーだって善良な人も多いし、
タイの素晴らしさも沢山あります。 こういうことばかりネットに載せるのは賛同しかねませんねぇ~
投稿した人は、タイの良い所や素晴らしい点も載せているなら まだしも、こういったことばかりを
載せると、タイを 余り知らない人は、タイの良さを 知らずの “食わず嫌い” になってしまいます。
最初に投稿した邦人男性は、「アジアで随一 不愉快な空港で、スワンナプーム国際空港はタイの恥」
なんて書き込みも入れていたからか、メディアも取り上げました。 後日、書き込みを 行なった
男性のもとに 約5千件のコメントが殺到。 男性個人に宛てられたメッセージも膨大な量となったとか。
でも救われたのは、その男性は慈善活動を 行っている人で、後日 再度 日本語とタイ語で書込みを
行ないました。 「一人の悪行者のせいで、タイ人のイメージが損なわれようとしている。 “他人を
いたわり、笑顔を 絶やさない” 人たちが、外国人の目に留まるタイ人であってほしい」 と、
炎上したネットに 呼びかけるなど “大人な対応” を 取ったとのことです。
そう、最初から このような書き方を してから 批判を すれば良かったんですよネ。
その男性は、タイで貧困に喘ぐ子供たちに向けた慈善活動を 行なっている人だそうです。
今回の騒動は、ワタシら外国人には、大いに勉強になる機会と捉えたいですねぇ~
昔、よくやったなぁー。
俺よりタイ語うまいですね、撮影者様。
たまには、外人になるのもいいかなと
思う今日この頃です。
その差、40バーツ。日本では、タクシーすらバスにさえ乗れない金額ですねー。