タイの薬物問題、何とかしなければ！！

　　
　ここのところ、世界各地で覚醒剤関係の事件が、マスコミを 賑わしていますネ。

稲沢市の市議が中国・広州の空港で覚醒剤 3.3キロを 所持したとして身柄拘束されている事件、
北朝鮮で密造されたとされる覚醒剤の一種 「メタンフェタミン」 約100キロを 米国へ密輸を 企てた

として、香港の犯罪組織メンバー外国人５人が、タイで逮捕されている事件、横須賀市の海岸には
大量のコカインが入った六つのリュックサックが漂着しています。　まだまだ 色々と出てきています。

　
　　 ＜タイ人も 随分と逮捕されていますよ…＞

　タイでも覚醒剤関係の事件では、決して負けてはいません。　こんなこと勝つ必要はありませんが、
絶えず 大量の薬物所持の逮捕者が後を 絶ちません。　これも昔から大きな社会問題となっています。　

一昨年９月11日から昨年９月８日まで、一年間にわたり実施した麻薬取締・撲滅運動で、年間で36万人を
逮捕し、7,600万錠のメタンフェタミン、1.4 トンの結晶メタンフェタミン、256kgのヘロインを 押収したと。

また 昨年、保健省が実施した 「麻薬中毒リハビリ プログラム」 の参加者が、30万人を 超えています。
強制参加が11万人だといいます。　どれだけ麻薬に関わっている人がいるんでしょう。　困ったもんです。

　
　＜麻薬中毒リハビリプログラムの一部ですね…＞

ですから、こんな事件も起きています。　昨年、小学校の女教師34歳が 麻薬所持で逮捕されましたが、
なんと、覚せい剤を １錠140バーツで仕入れ、生徒らに170バーツで販売していたといいますからねぇ～　

　国際麻薬乱用撲滅デーの昨年６月26日には、末端価格100億バーツ以上にのぼる計 3.3トンの薬物が
焼却処分されています。　内訳は、メタンフェタミン 2,793キロ、クリスタル・メタンフェタミン 298キロ、

　
　＜国境近くでは検問も盛んに行なわれているんだけど…＞

ヘロイン 125キロ、エクスタシー ４キロ、コカイン 17キロ … … 等々。　また 保健省によれば、国内の
薬物中毒者は約200万人で、うち85％あまりがメタンフェタミンを 使用しているとか。　驚きですねぇ～

そう言えば、一時期 覚醒剤の原料となるプソドエフェドリンを 成分とする風邪薬が、大きな病院でも
大量になくなっていたという事件も何件かありましたねぇ～　背後に大物官僚か政治家がいて、薬の
横流しで莫大な利益を 上げている疑いがあると、嘘か本当か そんな話まで 浮き上がっていました。

　
　＜大きな病院で そんなことが 起きているとはねぇ～＞

　2015年にアセアン経済共同体構築が進んでいますが、タイはミャンマー・ラオス・カンボジアなどの
国境に囲まれ、好立地に恵まれています。　2015年以降は、金・モノ・人の交流が盛んになると
言われていますが、覚醒剤まで これ以上 流れ込んでも困ります。　非常に心配です！ 　

　タイの恐ろしい覚醒剤の話 もう少し続きますが、長くなりますので明日に ・・・　　

　

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