毎年 5月になると 王宮前広場にて、ワチラロンコン国王が皇太子の頃から田植えの
儀式(農耕祭)が行なわれています。農民が祝福を受ける式典で農民の日でもあります。
2頭の聖なる牛が、盆に乗せた玄米・とうもろこし・豆・ゴマ・草水などから何を選ぶかに
よって、その年の作物の出来を占うものです。 お米は豊作であってほしいですねぇ~
<農耕祭では農産物の豊作を祈願します>
さて 泡盛のルーツとなった、タイのお米から作るラオカーオについて。 昨日からの続きです。
同じインディカ米を原料とするお酒でも、ラオカ―オのアルコール度数は28度から40度で、泡盛は
30度が多いようです。いずれも強い酒というイメージですネ。 そう言えば、毎年5月に代々木で
行なわれているタイ・フェスティバルにも泡盛のメーカーが、ブースを 出していると聞いています。
タイ語で「ラオ」は酒、「カーオ」は米、という意味になりますが、タイでも一般的に食事のことを
カーオと表現します。 “ギン カーオ レオヤン?” (食事は済ませた?) なんて言うのは、挨拶
言葉となっています。 そうでした。 日本でも “ごはん食べた?” なんて表現と似ていますネ。
昔からタイを代表する酒といえば、このラオカーオで、田舎の冠婚葬祭 そして日常でも欠かせない
庶民のお酒です。 でも 今ではタイのウィスキーの方がポピュラーになっているかも知れません。
アルコール度は地域によって異なるようですが、田舎に行けば行くほど濃くなって東北タイのラオ
カーオは40度のものが多いようですヨ。 ラオカーオを飲む人々は、40度という高い度数に誇りが
あるようで「ラオカーオは40度が本当のラオカーオ酒だ」と自慢して飲むとか、飲まないとか。
<この瓶のラオカーオで110バーツ(約380円)前後かな>
無色透明で匂いと味に強烈なクセがあります。タイ人の飲方は、グラスに少量注いだラオカーオを
息を止めて一気に飲み干します。 その後に胃袋や体がカッカと熱くなるのが良いらしいですヨ。
ラオカーオ愛好者は、体が熱くならないから他のアルコールを飲まないというタイ人もいるよう。
味わって飲む酒というより、酔うための酒ですネ。熱くなって力が出るというので農作業の前や
最中にも飲むと聞いたことがあります。 よく 1本の瓶を回し飲みしている光景も見かけます。
<レッドブルと一緒に飲むと美味しい?>
私はお酒は強い方だと思いますが、さすがに ストレートで そのまま飲めませんねぇ~
タイの栄養ドリンクで割って飲むと美味しいかも知れません。が、安い酒ですから体に悪い、
なんて声も聞こえています。 低所得者が酔うために飲む酒、なんて陰口も ・・・
“訪タイしたら お試しあれ”とは、言えませんが、まぁ~ 話の種に一杯どうぞ!
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白はカーウ(K̄hāw)ですね。カーオ(カオ)はお米で正しいと思います。
ご心配いただき、恐縮です。
違ったかな?