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全米プロゴルフ協会のトップに女性が就任している!

2019年01月20日 | タイのゴルフ、あれこれ
 
 全米プロゴルフ協会(PGA)の41代会長に選出されたのは、同協会で初めての女性
トップとなるスージー・ウェーリーさんという女性でした。 昨日からの続きです。

昨年末にゴルフ雑誌などに既報されていますので、ご存知のゴルファーも多いでしょう。
ゴルフ界もようやく女性に焦点を当ててきている感じ、これは喜ばしいニュースですよネ。

 
 <スージー・ウェーリーさん> 

時代の流れは、ゴルフ界へ着実に女性への門戸開放に向かっています。 昨年12月、1761年創立で、
世界で4番目に古いスコットランドの「ブランツフィールド・リンクス」が 女性の入会を認めました。

これによって過去5年間で、世界で「歴史ある古いコースベスト10」のうち、男性だけの
クラブは、1735年創立で世界最古と言われる「ロイヤルバーゲス・ゴルフィングソサエティ」と
10番目とされる1787年 開場の「グラスゴー・ゴルフクラブ」の2カ所になったと聞きます。

 
 <霞ケ関カントリー倶楽部>

そうでした、日本も2020年東京五輪のゴルフ会場となる埼玉県川越市の霞ケ関カンツリー倶楽部も、
昨年5月 女性3人を正会員として初めて認めました。90年近い歴史を持つ名門クラブの約1,200人の

正会員からは賛否両論が出ていたようです。ですが 男女の差別を禁じた五輪憲章に抵触すると、
問題視した国際オリンピック委員会の要請に応じる形で、女性正会員の受け入れを決めました。

 

そんな中、創設102年の米国PGAが史上初の女性会長を誕生させました。これは意義のあること。
米国PGAといえばレッスンプロを中心に2万9千人の会員を抱え、「全米プロゴルフ選手権」や

「ライダーカップ」などビッグイベントを主催するなど、世界のゴルフ界をリードする団体です。
今だ 女性大統領が誕生していないアメリカにおいて、これは革新的ビッグニュースでしょう。

就任したスージー・ウェーリーさんという女性の名前を聞くのは、私も初耳でした。英米では
知られた人ですが、そういう外国人も多く、ゴルフ雑誌で その人となりが紹介されています。

 

ツアープロとしての実績はほとんど無いようです。90年と93年にツアーメンバーになるも、
すぐにティーチングプロに転向。新天地で才能を開花させゴルフダイジェストの「全米トップ

50インストラクター」や地元コネチカット州の「ティーチャーオブザイヤー」に輝くなどコーチ
として全米で知られる存在に。テレビ中継のコメンテーターとして活躍したこともあるとか。

 

しかし 米国で男性社会を象徴する典型的なゴルフ界で、トップになるような布石はあったと思われます。
ティーチングプロをやりながら、02年には男子の「コネチカットプロ選手権」に女性で初優勝し、翌年の

米男子ツアー、現在の「トラベラーズ選手権」への出場権を獲得。「1945年のベーブ・ザハリアス以来の
快挙」と話題になったそうです。その後、自らのアカデミーを立ち上げて、レッスンプロを確立しています。

 もう一つ布石がありました。 長くなりますので明日に続きます ・・・   



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