結論として大したことない作業なんだけど、後々に自分が確認するための記録としてブログに書くことにします。
昨日と今日の作業内容です。
私がメインに使用しているパソコンですが....
去年の12月中ごろからちょっと挙動不審なのです。
DVDマルチドライブを2台搭載しているのですが、そのうちの一台が挙動不審になりました。
もう一台も以前からちょっとありまして...
もし1台がおかしくなっても、もう一台があるんだからと保険を兼ねて2台搭載しているのに、2台ともいまいちな状態になったわけです。
で、その症状をまとめます。
ドライブ1) Panasonic LF-M821
このドライブはメディアをセットして読み込むときに「コクッ」「コクッ」と生唾を飲み込むような音をしてメディアの種別判定してマウントするのです。可愛いやつです。
それがメディアをセットすると、ずーっと「コクッ」「コクッ」って生唾を飲み続けることに。
もちろんメディアの認識もしません。
その状態でトレーイジェクトしてメディアを取り出ししてトレーを戻します。
トレーか閉まったのでメディアの認識処置をして空だと認識しなければならないのですが、ずーっと「コクッ」「コクッ」です。
で、この生唾飲み込みモードになると、Windows7君の挙動が遅くなる。原因はリムーバブルメディアマウントに関するメッセージが飛び交っているからで、Panasonic君は、今確認中で~す。って律儀にOSへ信号を送り続けてくれる。
この状態で再起動(すぐに終了してくれないですよ)してやれば生唾は止まっていてサクサクとWinは動く。
だったのですが、1月半ば頃から常時に生唾飲みモードになりました。
これの次の回避方法は簡単でして、トレーをイジェクトしたままにしておけばいい。
ということで、生唾を飲みだしたらPanasonic君のトレーをイジェクトしたままという運用で誤魔化してました。
ドライブ2) LITE-ON DH-20A4P
去年の秋頃からイジェクトボタンが効かなくなりました。
OSからのイジェクト操作はできるので物理的にイジェクトボタンの不良のようです。
去年の12月中ごろからトレーがイジェクトできたりできなかったりが発生。
これは、間違いなく駆動ベルトのすべりなんです。
ということで、これらのドライブ達を入れ替え....
って、ことになりませんよ。
LITE-ON君は別に入れ替えしてもいいんだけど、手元にDVDマルチドライブの予備はあるんだけど...
Panasonic君は蘇生して活用したいのです。どうしてもPanasonic君にこだわりがあるんです。
ということで、ちょっと弄ってみましょう。
まずは簡単そうなのからやりましょう。
LITE-ON君をいきなり御開帳です。
イジェクトボタン部分を確認です。
トルクスイッチ不良だったら面倒だよなーと思いつつ....
あっ。こりゃ簡単だわ。イジェクトボタン取り付け足のハンダクラックです。
ハンダコテで対策処置してあげました。(処置後の写真撮影し忘れました)
次は駆動ベルトね。
トレーをイジェクトしたら見える位置にあるやつです。
ベルトが滑るのはベルトが伸びているってことでベルト交換なんですが、ベストサイズの新品ベルトなんて所有してませんよ。
なので、ジャンクな代物を廃棄するときに引っ剥がしたジャンクベルトコレクションから発掘。
汎用オイルシールのゴムからも流用できないかと企むのです。
で、こんなのぐらいしか見つからず、細くて短いやつが採用となりました。
細いからねー。すぐに伸びるんだろうなー。とか思いつつ
手持ちにコレしかないからコレで行きましょう。
次はPanasonic君ですよ。
一部の人ならニヤニヤするやつですよ。
って、そんな拘りを持つ人も絶滅危惧種の位置づけになるんでは?
まずは、ドライブ単体で動かしてみて、メディアを正常に認識するか確認することにします。
懐かしのAT電源を持ち出します。ATX電源じゃないですよ。ATですよ。若人はAT電源なんて知ってる?
電源オンして、生唾を....
あれれ、無音じゃないか。
トレーイジェクトもご機嫌です。
メディアをセットして、黄色ランプで「コクッ」と生唾飲み込んで、「グリーン」ランプへ点灯。メディア種別できてマウントしております。
いろんなメディアをセットしてもご機嫌で飲み込んでくれました。
うーん。壊れていないのでは?
そうそう。なぜにPanasonic君に拘るかですよ。
ごそごそとメディア保管棚をほじくって見つけました。
パソコンを長いこと触っている人は知っていると思いますが、DVD-RAMって昔はカートリッジ入りだったのよ。
で、このPanasonic君は、カートリッジに入ったまま挿入できるのです。
なぜにカートリッジに拘るのかですが.....
最近は本業がまったく不景気なので、昔のシステムを更新したいというネタがまったくないのですが、もしものときのためなんですよね。
古いシステムのバックアップとか、当時の仕様書とかの電子データとかを、カートリッジDVD-RAMで保管してられるのです。
そして、顧客がそのメディアを読めるドライブがパソコン入れ替えのタイミングで無くなっているというパターンです。
そんなときに、このPanasonic君が活躍するんですよね。
ちなみにカートリッジから中身を取り出せば一般的なDVD-RAMとしてつかえるのです。なのでカートリッジに拘らなくてもともいえますが、顧客保管がカートリッジが分解できないようになにやら封印されていたら、そんな顧客の物品を分解する勇気は私にはありません。カートリッジのままで読みだして複写して貴重なオリジナルはさっさと返却するに限ります。(古いやつはカートリッジからメディアが取り出せないやつもあったよね。写真の2.6Gメディアは取り出せないタイプです)
この理屈は、PDドライブ、MOドライブ、ZIPドライブ、QICテープ、Travanテープ というのにも該当するんですよ。
そんな古い媒体をなんとかするために、私は今でもWindows2000Server(このぐらいがいろんなメディアを読める)が入っているPCを大事にしていたりするんですよ。バカでしょ。
で、さっきの写真に戻りますが...
ブログのために写真に文字入れしていて気が付いた。
カートリッジDVD-RAMですが、写真のやつは片面2.6Gのやつじゃん。これは今回のPanasonic LF-M821じゃ読めません。いやー、違う組み合わせで撮影しているよ。
それでもカートリッジ形状は一緒なので参考情報にしてください。
尚、片面2.6G、両面5.2Gのタイプは初期のDVD-RAMでして、PDとのマルチドライブとしてさらに古いタイプの光学ドライブになります。もちろんそれはそれでPDメディア読み込み目的で、SCSIなドライブをキープしております。
さてさて、ここまでが昨日の作業でした。
本日はこのドライブをパソコンに組み込んで、「わーい、できたー」と簡単に万歳する予定だったのです。
しかし、そうは問屋は卸さない、なのでした。
そのままドライブを組み込んでスイッチオン。
いきなりPanasonic君が生唾を飲みました。延々と「コクッ」と生唾です。ダメじゃん。
そのままWindowsを起動します。
Panasonic君が生唾をずーっと飲んでいるのでWindowsの遅いこと。Panasonic君のトレーをイジェクトしたままにしてLITE-ON君の動作確認です。
LITE-ON君は快適に動作しています。イジェクトボタンの反応もばっちりです。
ということで....
Panasonic君を追及します。
IDEケーブルを抜いて電源オンしてみます。そうしたら生唾モードです。
次は、IDEケーブルをつないで、Panasonic君の電源だけを昨日の単体テストで用いたAT電源へ接続してみます。
すると、生唾モードが無くなったのです。ご機嫌でWindowsが動作しますし、メディアの読み込みもOKです。
つまり、パソコンの電源が怪しい?、そうなのー。
ここで症状のおさらいです。
12月の中頃から発生しているのです。
ちょうど寒くなって室温が6度を割ることがあったころです。
今の室温は6度です。6度でこんな作業をしているのがバカかもしれませんが、外気温とほぼ一緒の室内なので仕方ありません。
ストーブがあればいいんだけどねー。ストーブが事務所にないのよねー。
仕方ないねーって、ドライヤーで温風をいれる作戦です。
5分ほどパソコン内部にドライヤー温風を入れてみました。
この状態でスイッチオンしたらPanasonic君はご機嫌なんです。
ふーん。寒いからが原因かー。いつもはハードディスクが凍死するって悲鳴を上げるのに今年は電源なのかよーって....
仕方がありません。雨の中を倉庫まで出向きまして....
サーバー墓場からNEC鯖を見つけて電源をもぎ取りました。
その電源へ交換したのです。ご機嫌で動作します。
ふーん。電源で間違いないや。ってことで、NEC鯖のちょっと容量がさびしいかなー電源を用いることにします。
さてさて....
ここまでしたら、Panasonic君のファームウェアも気になるよねー。
恐らく初期にメーカー出荷したままなのでは?ってバージョンだったので最新バージョンへ更新しました。
すると、ドツボを踏んだ。
ドライブはアクセスランプを見るにメディアを認識しています。OSからドライブをアクセスしたらOSが限りなくフリーズに近い状態で超低速ノロノロモードに落ちた。メディアも読めないどろかDVDドライブのアイコンをクリックした途端にほぼ硬直状態です。
くそーっ。元に戻したくてもファームって古いバージョンがPanasonicから提供されてないぞ。
それでも、ファームの更新は成功しているはず。更新前は安定動作していた。これはなにか別の理屈も潜んでいるはず。
ドライバの類をWindowsUpdateに最新がないか、デバイスマネージャーで表示されている全部のデバイスを1個ずつ更新確認しました。するとIDEのドライバとかが更新されまして、なにやら期待ができるのか?
でも変化無しです。
こういうのは今までの経験即ではDMA転送がPIO転送に勝手に切り替わってそれが他のデバイスのタイミングに悪さしてというパターンか?
IDEのチャンネルを手当たり次第に確認したら、DVDドライブは2台ともDMA転送になっているし...
そうなると、障害切り分けでお試しに意図的にPIOモードで運転してやれ。
で、Panasonic君をPIOモードにしたら超絶安定して動作するではありませんか?
もちろんDMAからPIOにしたので転送速度が遅くなるのでWindowsの動きがもっさりするのです。それでもフリーズしているのかと思う挙動よりはずーっとマシ。
さてさて、最初にDMAモードで動いていたやつがファーム更新したらPIOでないと動作しなくなった。
そんなことがPanasonicにあってはなりません。それぐらいPanasonicの光学ドライブに裏切られたこのない私なんです。(ちなみにプレクとティアクも今まで裏切りませんでした)
2台のDVDドライブが同じIDEケーブルに、マスターとスレーブで接続です。
マザーはIDEの接続コネクタが1か所だけで、それも JMicron JMB863 という制御チップの下で動作しています。
JMicronかーっ。このデバイスは知人パソコン屋から愚痴しか聞いてないんだよなー。RAIDチップのはずなんだけどなー。RAIDチップ経由のIDE光学ドライブって、そのままIDEが増えただけにINTELチップに見えたんじゃなかったっけ?
とかなんとか、外付けSATA繋いでSATA-RAID構築しなければ JMicron のドライバは不要のはずなんだけどなーって、JMicronのドライバをインストールしてもダメだった。
ではでは...マスター、スレーブの入れ替えとかで検証です。
はい、結論がでました。
Panasonic君をマスター設定にしてケーブル先端に接続すればOKでした。もちろんDMA転送モードでWindowsもさくさくです。もちろんLITE-ON君もご機嫌さんです。
ちなみに、元々はPanasonic君はスレーブ設定でケーブルの途中につないでました。
ファームを更新したことで転送スピードが改善されたのかな?そうなるとIDEケーブルの先端に接続しないと信号反射とかでノイズになっていたりしたのかな?
まあーそんなこんなで解決にいたりました。
ふーっ。なにやらです。
以上、たいしたことを書いていない、自分が後々に見るためだけの作業記録でした。
TwボタンがあればTwするところなのですが。
Twボタン、ついでに、FBボタンについては....
私が、 Twitter も facebook もしていないので....
今まで、Twitter 、 facebook 、 LINE をしろよ。と言われ続けているのですが...
とても、それだけのことをお守りする時間のゆとりがないのでしておりません。
このブログ書きですら、時間があまり取れずに更新が滞るような塩梅なんです。
って、そんな私のことを書いても仕方ありませんな。