スバル弄りでなにかと活躍しているディスクグラインダー君です。
私が社会人1年生ぐらいのころに購入した工具なので25年ぐらい経っているかと思います。
この子の尻尾に気になる裂傷が発生しました。
裂傷が発生してすぐに点検したらいいものを、気づいたタイミングはこの工具を利用したいときなのでそのまま使用して、1週間以上経ってから、なんとかなるのかなーと手を出した次第です。
尚、私はこういう工具のメンテなんてど素人です。
工業系の知識なんて一切修得していません。高校の技術家庭の知識しかない頭の悪い人間が自己責任で弄るのです。
きっと後で見直しすることもあるだろうと、自分のための記録としてブログにアップします。
なので、こんなことするのは当たり前でしょ。とおっしゃる知識と技術のある方には当たり前、または、的外れなインチキ修理しているかと思います。その点をお許しください。
えーと、脱線します。
私が痴呆親父をなにかと非難する理由の一つをここ書きます。
私が実家から出る前の話です。父親がなにかと家電のインチキ修理をしてます。
そして、そのインチキ修理したものを使用すると、たいていは数日したらブレーカーが落ちるのです。または、煙を噴いてお陀仏です。つまり素人修理で火事になりそうなことが多々あったのです。
だから、子供ながらに、父親には家電を修理するなと文句をいい、調子の悪い家電は父親に見えないところに兄弟して隠していたのです。
しかし、母親が「あの家電調子悪いから修理してー」と父親に相談し、絶対君主の父親は息子を殴り倒して、家庭DVになり、壊れた家電をとりあげ、それをインチキ修理して、俺は偉いんだと言い放つのです。
そのインチキ修理済み家電が原因で電気トラブルが起きたとしても、「お前が間違った使い方したからまた壊れたんだ」と、私は暴力を受ける。そういう家庭でした。
きっと、私が小学校時代から、すでに父親には痴呆のスイッチが入っていたんだと思います。
そうでもしないと、こんなことをあたりまえに家庭でしていないでしょ。そもそも失敗したら学習するのが人だと思うのですが、父親はまったく学習しなかった。
だって、子供よりも、自分の地位が大事で、自分の地位のためなら子供を踏み台にする親でしたから。
悔しい自分は、親父のインチキ修理が原因だと抵抗したいので、発煙した物の原因を調査するのです。
で、親父のインチキ修理はどんなことしているのか学習するわけです。
まぁー、それを学習したところで、子供の提言なんて絶対王者の父親にはロバの耳に念仏です。母も子供の意見には耳を貸しません。
で、父親のインチキ修理の定番は....
電源線が機械根本でトラブルの時は、根本ブーツを割いてケーブルを引出たのちに、ケーブル被膜を剥いてケーブルを捻じっただけで結線。絶縁はビニールテープをちょろっと巻くだけでした。
機械根本部分は力が加わる個所なのでブーツされているんですよね。
そのブーツを破って、ビニールテープで巻いただけのケーブルむき出しになります。
さらに芯線は加締めもハンダもなく、線を捻じるだけです。そりゃー数日後に線が抜けたり、接触抵抗が上がったりして発熱発煙になるのがわかるでしょ。
それを父親はまったく学習してくれませんでした。いくら子供が説明したところで....
以降、繰り返しで、私の父親への悔しい思い出ばかりが列挙されることになるので、脱線話はここまでにします。
さて、父親のインチキ修理を見て学習して育った激貧な私がする素人修理は....
機械根本のブーツ部分はなるだけ現存させる。そしてケーブルの怪しい部分は思い切って切除して健全部分だけにする。もちろんケーブル長は短くなるのはあきらめる。
となると、機械をご開帳して、機械内部に結線部分を引き込むというのが私のインチキ修理のパターンなのです。
今回もそのパターンで作業します。
ディスクグラインダーはケーブル根本部分のカバーだけがご開帳できる設計のようです。
まずは、どこかに紛失しないようにブラシを取り出しました。
ふえー、ブラシもすごくちびています。
いよいよ本体カバーをご開帳です。
すごく汚いのはおいといてください。
ケーブル根本のブーツをフレームから抜きまして、ケーブル被膜裂傷箇所を確認します。
すると、芯線1本の被膜まで破けていることが発覚です。
事故になる前でよかったーと思った瞬間です。
ここでよーく考えます。何故にこんなことになっているのかということを....
ケーブル断線するときは、基本的にブーツの先っちょだと思うのよね。
ところがこいつはブーツの先ではなく、ブーツの内部なんです。
何故に、ケーブルを保護しているはずのブーツ内部でケーブル被膜裂傷するのかですが....
ケーブルに対してブーツが緩いのです。ブーツ内径が大きくてスカートになっているのです。
ついては、ケーブルがブーツ内部でよじれて被膜裂傷に至ったという感じです。
ふーん。どうしたものかねー。
さてさて、ケーブルが本体内部でどのように結線されているかの確認です。その結線箇所にケーブルを繋ぎなおすのがベストのはずです。
丸端子側はいいとして、キャップ部分で結線されているのって....
このキャップ部分を裏から明かりを充てて透かしたりしてよーく確認したら、内部で加締め結線されていてそれを保護するカバーがついているだけのようです。
ギボシ結線とかそういうわけではなく、きっとこういう結線カプラーのようなものがあるのでしょうねー。
では、激貧のチープな消耗品箱をゴソゴソと発掘です。
丸端子はちょっとパイが大きいが使えそうなのを発掘。結線カプラーのようなものは所有してません。というより、今回はじめてこんなカプラーをみたので所有しているわけありません。
ついては、結線カプラーの手前で配線カットしてハンダ結線することにしました。もちろん収縮チューブで被膜しておきます。
写真には撮ってませんが、丸端子は電工ペンチでお手軽に加締めです。
さて、気になるブーツ部分ですが、ブーツ内部でケーブルが少しでも捻じれにくくなるように対策したいと思います。
一番お手軽なのは、ブーツ内部にボンドを流してケーブル被膜と固定ですね。または、シリコーンシールをケーブルになすくってブーツを通してシール剤で固定かな?
でも、ブーツとケーブル被膜を固定すると、次にケーブル修理するときにブーツの再利用ができないじゃないですか。(そもそもブーツを再利用するのが間違っているのは重々承知しております)
ということで、ブーツとケーブルを接着せずに、ブーツとケーブルができるだけ密着する方法を考えます。密着すればするほ、ブーツ内でケーブル被膜の捩れが発生しにくくなるとノータリンは考えるのです。
では....と、収縮チューブをケーブルに被せることにしました。これで収縮チューブの厚さ分ですがケーブル被膜が太るはずです。
収縮チューブで太ったケーブルをブーツに通そうとしますが、太りすぎました。そのままではブーツが通りません。
細い穴に太い逸物を突っ込んで密着感を楽しむのは男の特権でしょ。男の仕事として穴に潤いを与えましょう。
ブーツをドライヤーで人肌程度まで温めました。そして、よーく愛撫するのです。やわらかくなります。
潤滑剤を塗ることにします。エクスタシーなんとかという秘薬の代わりに、シリコンオイルスプレーをチョチョッっと振りかけます。
よーく愛撫しながら、クチューッって感じてブーツを通します。ヌフプって太いものを飲み込んでくれました。
さて、ドッキング完了です。密着感が気持ちいいです。
これで密着してますが、接着しているわけではないので、長い年月でまたケーブルが捩れて被膜裂傷するかもしれません。
うーん。密着させたことで被膜裂傷した時の早期発見のチャンスを逃すことになるのかな?
この辺りは、接着しないことによる弊害だと思うし、天秤にかけてどうするかなんでしょう。
私は次回の修理のことを考えて、ブーツ再利用ができるように、今回の密着作戦としました。
内部をできるだけ掃除しました。
ケーブルが内部で遊ぶ空間があるのが気に入らないのです。シリコーンコーキングでケーブル固定してやれとか余計なことを考えますが、冷却風の風通しとか考えるとそれもなー。となり、余計なことはせずに組み立てました。
これで、ディスクグラインダーの修理完成です。
次は、ベルトサンダーです。
この子は、動作させると、「ギャギャギャー」って凄い悲鳴をあげるようになりました。
もちろんベルトは回ってますよ。異音が問題なんです。
異音があるということは回転部分に問題点あり、または、なにか接触して余計な抵抗が発生しているはずです。
動作させてベルトが回っている機械を耳のそばにもってきて、異音がどこから発生しているか確認です。(耳たぶをそぎ落とさないように注意しているのはもちろんですが、危険なのでそんなインチキな動作確認は決して真似しないでください。)
私の予想ではベルト先端のローラが異音しているものと思っていたのですが、意外にも機械のシャフトの辺りからでした。
ともかくベルト駆構を取り外して確認です。
シャフト先端キャップになっているローラー形状の要部分表面が荒れているので交換したい。
が、しかし、この機械ってシャフトの回転固定をどうするの?
ディスクグラインダーにベルトサンダー駆構をアタッチメント取り付けしているものと思っているのだけど....
って、よーく調べていったら....
シャフトに切り込みがある。ということは、シャフト部分に薄いスパナを差し込んで回転固定しろということですな。
で、そんな薄いスパナなんて所有してないよ。どうしよう。
きっと工具の付属品で脱着用スパナがあると思うのですが、ベルトサンダーはヤフオクで入手したもので付属品なんてなかったのよねー。
工具がないので交換できません。あきらめます。
交換部品はあるのに、それを交換する工具がない。というのが、激貧の私のところではよくあるパターンです。
皆さんは薄いスパナなんて当たり前にもっているんでしょうねー。
親父からもらった錆びた自動車積載工具は肉厚なのよね。
錆びた工具をグラインダーで削って作成しろってことなんでしょうねー。
と、愚痴っても仕方ないので、分解掃除だけします。
先端ローラー部分にベアリングがあるかと思っていたが、そういったものはなく細いシャフト1本が通っているだけで驚きです。
掃除して新しいベルトを装着して組み戻しました。動作確認したら「ギャギャギャー」異音はなくなりました。
でも、根本的な解決はしていないはずです。回転ベルトが新品になったからベルト裏面の摩擦抵抗が少し減っただけで音が収まっているはずです。
シャフト先端キャップを交換しないかぎりすぐに異音が発生すると思います。というより交換したベルトをすぐに痛めることになるのかな?
以上、工具をプチメンテナンスした記録でした。
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