なが~ンのごちゃごちゃ、そして長~く続く出口のないジャンクなパラダイス??

ジャンクと戯れている中年オッサンの日常と、嫌々な車いじり、オーディオなことや魚釣り等、仕事以外のことを書きなぐります。

ホースバンドプライヤーを自作した

2016年05月18日 23時45分50秒 | 工具

本日の本命自動車弄りの前に、ちよろっと作業です。

ホースバンドプライヤーというのでしょうか?ラジエターホースを固定しているバンドを外すときにクリップ部分をつまむプライヤーを自作しました。

自作といいますが、鉄素材を溶接して形のないものから整形するのではなく、所詮素人のすることなので一般的なフライヤーにいんちきな改造をして作成という代物です。

 

尚、お約束ですが.....

私の真似をしようという方は居られないだろうと思いますが、もし真似をする方は自己責任で作成してください。

ハンダを用いて貼り付けしてますが、ハンダ板金はしっかり作業しないとポロリと剥がれる可能性があります。もし、実使用のタイミングで自作工具が壊れて破片が目玉を直撃したら大変なので、ハンダ板金に自信のない方は決して私の真似をしないでくださいね。

と、お約束の文章はここまで

 

以前からクラウンワゴンのクーラント液漏れを気にしております。液漏れ箇所も判明しております。

その液漏れ箇所を以前にホースをさらに押し込んでホースバンド2本かけを処置しました。(ホースバンド2本かけしても漏れる量は変わりませんでした)

その時に、トヨタ純正のホースバンドを移動させるのに苦労したのです。

このホースバンドはクリップになっているのですが、このクリップが超硬いのです。

とても素手でつまんで動かせるものではありません。

で、プライヤーを持ち出したのですが....

こいつって、クリップの片方が左右に分かれているんですよね。

この手のクリップって私の知識では左右がバーで繋がっていて、双方のつまみの中央をプライヤーで挟めばOKと思っていたのです。

左右にわかれている先端を同時に挟み込まないとバンドがきれいに広がりません。片方だけ挟み込んだところでバンドの半分が閉まっているのでバンドが移動するはずないのです。

それで苦戦しまして....

左右にわかれている部分にマイナスドライバーを渡して、そのドライバーを挟み込んでと、超苦戦して前回はクリップを緩めて移動しました。

クリップ移動しているときにマイナスドライバーが外れてすっとんで行くとかは説明するまでもないでしょ。そんなバカなことを何回挑戦したことか....

こんなに苦戦するのだから、こういうのを解決する道具があるはずとインターネットで勉強しましたよ。

すると、ホースバンドプライヤーとか、ホースクリッププライヤーとか、こういうのをつまむ専用の工具があるんですね。それも3000円ぐらいからの高額工具なんです。そんな軍資金を激貧は用意できません。

さらに、バンドつまみが左右に分かれているのがトヨタの特色というのも学習しました。

インターネットで検索していくと、100円ショップダイソーにて、「鍋つかみ」というプライヤー状の調理器具があることを知りました。

オーブンでチンチンに熱くなったプレート鍋等を挟んで取り出す器具らしいです。プライヤーのくちばしが左右に大きく広がる形状をしています。

あれれ、こんなの私の記憶にないよ。毎月必ず2か所のダイソーへ出向いて全陳列商品を調べているのです。もちろん自動車修理素材に使えないかとジロジロとみているのです。

そんな私の記憶にないのです。

でも、念のためにと近所のダイソー2か所の店内を探しました。ホームページをプリントしてその写真を見せてこれが取扱いあるか?と確認しても、そんな商品知らないという。そして店員も確かに写真のパッケージはダイソーのものだねー。という。

そして、「当店では単純に仕入ていないだけだと思います。箱単位で購入していただけるのであれば現在取扱いのある商品なのかお調べいたしますが、どうされます?」という対応です。

所詮、地方の街なので在庫しそうなものは入荷しないルールとなり、私が欲しいと思う変態的な器具は近所では入手できないのは、いつもの摂理ということでしょうね。

ということで、自作することにしました。

 

今回の工具作成ですが、素材発掘から出来上がりまでに1時間ほどかかりました。

相変わらず仕事の段取りが悪くて、要領の悪い私ということなんでしょう。

その内容を順番に書きますね。

 

普通のプライヤーを改造するのですが、こんな工具をしょっちゅう使うわけではないので、とりあえず使えればいいという品質を考えます。

もちろんですが、改造したら普通のプライヤーとしては使えなくなるので、激貧が大事に使っているヤフオクで買った中古道具を素材献上したくありません。

だって、スバル弄りで大いに活躍しているプライヤーですよ。そんなのを素材にしたくないです。

ということで、親父が「お前にはこれで十分や」といって私のためにわざわざ置いといてくれた鉄くずを発掘してみます。

サビサビの鉄くずから、赤茶色のプライヤーを2本発掘です。

1本はサビが膨らんでいて稼働すらしません。もう1本は動きまして挟む作業はできます。

このサビを削らないとハンダが付かないよねー。こりゃー時間がかかるぞーと覚悟します。

おっと、その前に、これだけ錆びているのだからプライヤーとして強度があるのかを確認しなければ....

と、アスファルト道路へコンコンとたたいてみました。

固着しているプライヤーは、コンとひとたたきで軸がポロリと外れて分解しました。

稼働するプライヤーは、コンのひとたたきはOKでしたが、横向きにしてコンコンとしたらグリップがペシャリと折れました。

はぁー、真の鉄くずでした。これが親父が「お前にはこれで十分だ」の嫌がらせ品質です。

もっと程度の良い親父が本職で使っていた道具はすべてキロいくらの鉄くずとして売り飛ばされて親父の競艇代になったんだよね。

きっと錆びて汚れていて鉄くず屋も引き取らなかった屑山だったのとちゃう?それを私に「仕事辞めたからお前に道具を引き継がせてあげる、お前にはこれで十分だ」と上から目線で言って恩をきせたうえで、道具をあげたのだから競艇代の小遣いをよこせと言い放ったんだからねー。

ゴミを押しつけてといて、ゴミあげたから小遣いよこせということで.....

きっとこのときはすでに痴呆が入っていたんだよ。だから金をくれとなにかと理由をつけてたかるんだよね。

ボケたらたかるのか?いや、ボケたら金勘定や品物の価値観も狂ってくるものと思うのだけど....

競艇代、競馬代、パチンコ代、飯代の金勘定、遊ぶことの知識はしっかりしているんだよね。

そして、都合の悪いことはなんでも「わからん」の一言ですませる。

これってボケのフリしているのと違う?と疑う私は親不孝者なんでしょうか?

と、また話が脱線しました。

 

仕方がないので、私の道具箱(ダンボール箱や、生鮮食材を入れる発泡スチロール箱、要するにスーパーからもらってきた廃材が道具箱です)の中をゴソゴソと発掘です。

プライヤーは何本か所有してます。だって、ヤフオクで格安の中古工具セットを何回か落札してましてプライヤーは割と混ざっているのです。

その中から、そこそこ気に入っている綺麗なプライヤーを取り出します。

私の中では、これがきれいな道具なんです。こんなのを大事に使っているんですよ。まさに激貧でしょ。

ニッサンの車載工具のプライヤーです。所詮車載工具品質なのでくちばしの密着度はいまいちの代物なんですが、グリップ感が良くて割と気に入ってます。

尚、プライヤーが錆びてますが、これは私の扱いが悪くて錆びたのではないです。これでも掃除してサビ取りして使っている状態です。

ともかくこれで私のお気に入り道具からプライヤーが1本無くなることが確定です。が、こればかりは激貧で新しい工具を買えないので仕方がありません。

鉄板はスバルのサイドシル修理で用いた2mm厚の建築金物です。それから切り取ります。

プライヤー先端部分は、つまむ用に溝が切られてます。かつ、サビが出ているとはいえメッキ表面でもあります。メッキの上にハンダは付きません。接着強度を上げるにはなるだけ面で接したいので溝も邪魔者です。

ということで、プライヤーの先端片方をディスクグラインダーで削りました。

不器用な私の仕事なのできれいな面は出ていません。

貼り付ける鉄板も切り出しました。

それぞれの接合面に呼びハンダを施します。

実用できる程度に結合すればよく、見てくれはどうでもいいのでお気軽に接合するところだけを磨きこみます。

そして、貼り付け鉄板をプライヤーではさんで、プライヤーをぐっと握った状態でハンダ鏝をあてます。

鉄が熱くなるとハンダが溶けて合体します。その上からハンダを追加して肉盛します。

ハンダ鏝をあて続けます。3本の腕が欲しいと思う瞬間です。

すると、プライヤーが急に熱くなりました。そりゃそうだ先端を鏝であぶり続けているのですから。

思わず「あちっ」とひるんだときです。鏝があたっている部分のハンダは液体です。

ちょっとプライヤーを握りしめる手を緩めたのですよね。鉄板が斜めになってしまった。

以降はハンダがドロドロのタイミングで素早く鉄板をペンチであっちへこっちへと移動してみるのですがベストの位置へ来ません。

この溶けたハンダの上に指を突っ込みたくなる衝動が....

と、いじくっているうちにどんどん完成度は下がるのです。

えーい。もういいやー。これでも実用できるだろうとあきらめました。

もちろん鉄板は斜めについてます。

気に入らないのですか仕方ありません。

プライヤー先端に斜めに鉄板が飛び出すのは使いにくいかも?と思い直し、ディスクグラインダーで研磨してみました。

念のため、かなり強めにガレージのコンクリート地面にたたきつけてみます。アスファルト道路より硬い地面です。ガツンガツンと連打で力強くたたいたらアスファルトにキズが入るがプライヤーの接着面は変化無しなので実用強度はOKとしました。

で、こんな完成度です。

「ヤーイヤーイ、下手くそ」と笑ってください。

ええ、技術のないド素人が自作すると、この程度の品質なんですよ。ほっといてください。

それでも、実用できる状態になったので、激貧はこの道具を大事に使うことにします。

本当はちゃんとした道具が欲しいのですよ。KTCのプライヤーなんて工具屋店頭でどれだけ見つめたことか....

でも、激貧だから現実を見つめて、人様が放出するガラクタ工具で乗り切るしかないのです。

と、最後は愚痴で締めくくります。

 

で、本日は、この工具を使ってクラウンワゴンを弄りますよ。と、次のブログへ続きます。


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