本当に残念なニュース・・・ 2年前の自転車事故で闘病生活を送られていた朝本浩文さんが、11月30日に亡くなられたそうです。まだ53歳。ご冥福をお祈りします。
今日はBARAKAのライブに、J友さん3人で行ってきた。昨日ア〇シに一緒に行ったJ友さんは、近頃依知川さんにも傾倒しているらしい。
プログレフェス『PROG CHICKEN』はBARAKAがホストバンドとしてライブを主催している。2日間あったので、J友さんたちは、昨日参加されたそうで、ジュリーファンは昨日参加した方が多かったのかもしれないね。
チキンジョージは神戸で老舗のライブハウスで、場所が東急ハンズや生田神社の真横にあり、お店の前を通ったことは何度もあるが、お店に入るのは初めて。今年行った井上堯之さんのライブ会場より3倍ほどの大きさで、店内には食事ができる白い丸テーブルが並んでいた。
5時半からの開演で、席に座ってふと気がついたらステージ上でライブの準備をしている依知川さんがいた。ライブが始まる前にご挨拶をして、優しそうな笑顔が印象に残る。髪はキッチリと後ろで束ねられていて、ライブの時とは違う雰囲気だった。記念に一緒に写真を撮っていただき、写メはブログにアップOKと了承をいただいてきた。
私にとっての音楽はジュリーなので、ほぼジュリーしか知らない聴かないという、お陰でそれ以外の音楽には全く無知なんだけど、無知で知らないなりに楽しめたライブだった。
トップバッターは懐かしいようなサウンドと歌声を響かせる「リトアニア」からやってきた外国人4人組バンドSkys。 次の「スパイシーキンキー」は若者に人気が有るらしい。30代くらいの一番前に陣取った人たちはキンキーのファンらしく、ノリノリで盛り上がっていた。キンキーが出てくるや、バシバシと写メのし放題で、ライブ風景の写メまでもOKだったのか。ここまで二組のバンドだけで、かなりの時間を費やした。
私達のお目当て、BARAKAは3人編成。ギュウィィ~~~ンと、うなるギターのハードでロックな大迫力のサウンドがお腹に響き渡る。凄いわ~! いつものごとく た~っぷりした毛量の髪を振り乱し、熱くベースを弾く依知川さん。よく見たら、指だけでなく 足もせわしなく足元のスイッチを動かしていた。ジュリーのライブでは依知川さんの足元までは観察していなかったわ。そうなのか、ギターやベースとは全身で弾く物なのね。
※コメ欄に『依知川さんの足元にはペダルシンセがあって、踏むとキーボードのような優しい音が鳴ります。依知川さんBARAKAではベース、ボーカル(時々)、キーボードと3パートをこなしてます。(ジュリーの時はペダルシンセはないですね)』と、書き込みをいただいて、へ~!ほんとに無知ですいません(^^; お陰でひとつ覚えました。
「ジュピター」「バタフライ」ときて、次は波をテーマにした作品と依知川さんの説明があった。「波」と聞いて、大山さんの新作CDの一番目が「さざなみ」だったと、7月のライブのピアノ曲を思い出した。あの曲は、さざ波がキラキラと輝きながら寄せては引いていくような、美しい心打たれる曲だったが、同じく波がテーマとは果たしてどんな曲なんだろう?
楽器、演奏者、ともに違えば同じ「波」でも全くイメージが違った。BARAKA版の「波」は力強く荒々しく打ち寄せる大波か。大山版が内海に打ち寄せる穏やかに光るさざ波とすれば、BARAKA版はギターのうねる音も狂おしく激しい。大山さんと依知川さん、二人の同じテーマの音楽が、思わぬ私の脳内での競演になった♪
次は「ビートルズメドレー」。BARAKAの3人の手にかかると、テンポ、アレンジともに大きく変わる。ビートルズのオリジナルサウンドは20世紀の古典、クラシックだという事がよくわかった。依知川さんの説明がなければ、ビートルズの楽曲だとなかなか気がつかないほどの大きな変貌ぶりで、音楽の幅の広さ、奥行きを充分に感じる「ビートルズメドレー」だった。
最前列で依知川さんの眼の前に座った私、そのうちにだんだんと、右のギターの高見さんのギターテクに眼がいきはじめて・・・
高見さんはスラリとした長身、細身の体に髪が長めのマッシュルームカット、ピッタリしたパンクな柄のTシャツ、蛇皮柄のラッパズボンというか、ベルボトムのキッチュな70年代ファッション。21世紀の今、新鮮に思えるお洒落ないでたちで、カッコ良くて見惚れました(^-^) 宝塚の出身だそうで、同じ兵庫県民!嬉しいです。
BARAKAのつぎはGONZ。インスタバンドとのことで 歌はなし。宇宙の映像をバックに流しながらの力強いサウンドは、前の3バンドとはまた違う。聴かせてくれるバンドだった。3人で楽しそうに顔を見合わせながら演奏していた。
4組の出番が終わり時計を見たら、なんと9時半。4時間にもわたる長丁場のライブだったのか!昨日の京セラドームのア〇シなら、6時に始まって、終わってからすぐに出て、9時半には神戸に帰宅していたけど。
『依知川さんに感想を言ってあげて下さいね』とコメント欄にいただいていたので、それを勇気にして恥かしさも忘れて「楽しかった!」とお礼を言わせていただいた。依知川さんは笑顔で、とてもフレンドリーで、もの知らずのファンへの対応の優しさに嬉しくなってしまう。
依知川さんの優しさに、BARAKAのライブに来て失礼な質問かもしれないけど、勢いで聴いてみた!『ジュリーの50周年はどんなライブですか?』実は、依知川さんの返事は予想がついていたんだけれどね(^^;。
依知川さん『それはまだ全然わかりません。僕たちはライブの始まる2週間前に練習に行って、そこで初めて内容がわかります。』練習って、たったの2週間前から始まるのか。
そして『(ジュリーは)素晴らしい人です!』という依知川さんのキッパリとした言葉に、喜びを感じながらライブ会場を後にした。始めてのプログレフェス『PROG CHICKEN』BARAKA、全身が耳になったチキンジョージでのライブになった。