ジュリーのTBSのDVDBOXは、私が見たサイトでは、同日に発売されたKinkiのDVDより上の3位でした!! どれよりも高額な値段なのに
後回しになってしまいました。27日火曜日のラジ関、Playlist of Harborland「ジュリーにチェックイン!」のコーナーは、少しだけしか聴けませんでしたが、発売になるDVDの話題などあり、かかった曲は「きめてやる今夜」とザ・タイガースの「都会」でした。
パーソナリティの田名部さんが、『どちらのジャケットもモノクロームで、13枚目のシングル「都会」の沢田研二さんの声が、13枚目ともなると「沢田研二さんの声」になっている感じがします。「きめてやる今夜」のジャケットはドキドキする感じです、カッコ良くて。』
はて?「きめてやる今夜」のジャケットがどんなだったのか、そんなにカッコ良かったっけ? 思い出せないのは、シングル盤を買っていないからじゃないだろうか。心の底からカッコイイ!と言われている田名部さんの声を聴きながら、私は手放しで同感できないなぁ・・と思ったのは、発売当時に様々な思いがあったせいです。
その当時のジュリーが週刊誌の噂になっていたこと。そして「きめてやる今夜」は裕也さんへの曲であるはずなのに、曲を変えてジュリーが出すという事。これこそ「セルフカバー」?
音楽をする男性なら少なからずが、女性に対してこの「きめてやる今夜」を歌って、シブくカッコヨク男らしく決めたいと思うのじゃないだろうか。でも若いだけの男には歌えない、選ばれた大人の男だけが歌える曲、ジュリーから裕也さんに贈られた、これ以上ないと思える詞と曲のアンサンブル、大人のシブくてカッコイイ「きめてやる今夜」。
このメロディーのみを変えて、何故出すの? どうして新しい楽曲を出さないの?裕也さんはどう思っているのだろう? そんなジュリーは、もうヒット曲を出す打つ手がないのだろうか。
そんな風な複雑な思いはあの時以来、ずーっと私を取り囲み続けていて、ジュリーが新たに歌う「きめてやる今夜」はとうてい好きになれなかった。井上大輔さん作曲の、お気楽なほどに軽くなった曲調もどうなの?曲は個人個人の、その当時の思いやエピソードも含めて、ひとまとめにして成り立っていて、当時の状況をご存じない方に、この屈折した様々な思いはおわかりいただけないでしょうね。
でもでも、このモノクロのジュリーは大好き ホンットにカッコイイ~!!このジュリーが「きめこん」だったのか。ジャケット写真と「きめこん」の曲は切り離して見ていました。
そして、後回しになってしまったTBSのDVD。ジュリーのレコ大の各賞の受賞シーンは、この「きめてやる今夜」が最後でした。
前にも紹介した、1983年当時のとても正直な日記。
1983年12月31日の日記
『大晦日。レコード大賞、これは出てるだけで何のコウフンもない。ここ数年、緊張感が無くて楽といえば楽だけど。昔の31日が近づくに連れて高まる緊張感なんて、忘れちまったね。 それで「矢切の渡し」だけはとって欲しくなかった。ジュリーでさえ取れなかったのに、悔しい・・ほんとに悔しいの。
※注(ちあきなおみさんの歌う「矢切の渡し」が好きだったので、余計に悔しかった。)
その後は恒例の紅白。今年は少しはTVに写るかしらん?見落とさないといかん、去年はほんとに ろくすっぽ写っていなかった。ジュリーも怒っていましたよ。今年はミリタリー調のコートに光るベルトして、ピッカピカ✨電飾で輝きまくり、顔なんか見えないほどでした。』
1983年『出てるだけで何のコウフンもない。』と、その当時に思ったジュリーを、38年ぶりにTBSのDVDで見た。
なんてカッコいいの!!72年の若いジュリーから83年のジュリー。歳月はジュリーをさらに色っぽく洗練させて、ちょいと増えたシワにさえ大人の色気が匂いたつようで、眼が釘付け!!こ~んなに素敵だったんだ・・ あの38年前の屈折した複雑な思いが、DVDのお陰で いとも簡単に吹き飛んでいきました。裕也さんも観ていたかしらんね・・
TBSのDVDが、「きめてやる今夜」への気持ちを38年ぶりに変えてくれました
ジュリ~♪
酒場でDABADA
ストリッパー
6番目のユ・ウ・ウ・ツ