今日のブラタモリは伊豆大島。度々噴火する三原山も、住民の方々には いつもの当たり前のことで、1986年の大噴火の時には、島民の方が島外避難をしたことを覚えています。大変だなぁ・・と思って見ていたのに、意外にも島民の方々は、噴火はいつもの日常と、とても明るく語られていたので、ちょっとビックリ・・ その女性の名前が澤田裕子さんで、思わず笑いました。
そして「御神火・ごじんか」という文字がTV画面に、大きく映し出されて・・
「御神火」とは伊豆大島にある三原山火口から噴出す炎のことを指します。三原山は、太古より幾度となく噴火を繰り返し、現在の島の地形を形作ってきました。島の人々は三原山に畏敬の念を抱き「御神火」と呼ばれるようになりました。
ここで急に脳裏に浮かんだのが、音楽劇、漂泊者のアリアでジュリーが歌う「波浮の港」です
「波浮の港 はぶのみなと」
磯の鵜の鳥ゃ 日暮れにゃ帰る
波浮の港にゃ 夕焼け小焼け
明日の日和は ヤレホンニサ なぎるやら
船もせかれりゃ 出船の仕度
島の娘たちゃ 御神火(ごじんか)暮らし
なじょな心で ヤレホンニサ いるのやら
1993年だったか、この時 歌詞の「御神火」って意味がわからなくて。後になって、ようやくその意味がわかりました。ジュリーはオペラ歌手の藤原義江さんを演じて、日本の唱歌も歌いました。ジュリーが歌わなければ「波浮の港」は、古い曲としか思わなかったでしょうけど、これで聴いたことで、名前しか知らない「波浮の港」の、抒情的な光景が眼の前に浮かぶようでした。
YOUTUBEには無くて、代わりに同じ「漂泊者のアリア」の舞台の「荒城の月」なら有りました。ジュリー三昧でのジュリーの語りとともに聴けます。⇒ジュリー三昧その62『漂泊者のアリア 』2008年11月3日放送
舞台画像もアップされていて、有り難いです。続く・・とあったので、是非 続けて「波浮の港」もお願いしたいです✨
「漂泊者のアリア」では、ジュリーが日本を代表するオペラ歌手を演じるというので、どれだけのプレッシャーがジュリーにあったことか。まず、オペラとは発声法が違うだろうし。私はNHKホールではなく、大阪フェスで見たけれど、初めて見る日は心配で心配で・・、すご~く緊張しました。ジュリーが歌い出せば、舞台上のジュリーを祈るように見つめ、目を凝らし、息が止まりそうな気分で聴いていた自分を思い出します。
ジュリーはそれまでの歌い方とは違う歌い方で、とても素晴らしい!とほんとに感動した。・・だけど、共演の藤原歌劇団の歌手の方とは、やっぱり発声法が違った。それこそまさに、玉をころがすような。長年オペラの発声で鍛えておられるので、ジュリーと違うのは仕方がないのかと。でも主役を演じるとなると話は違う。
あの当時の音楽界で藤原義江を演じられて、話題になって、大きなNHKホールをいっぱいにできる、客が呼べる歌い手というと、やはり歌声と華やかな容姿を持ち合わせているスター、ジュリーしかいないと思うのです。
多くの女達と情熱的に愛を語らい、女を捨て女を手に入れる。世間から大きな非難を受けても許されてしまう、不思議な魅力を持ち合わせたキャラクター、そんな特別なスターを演じられる歌い手は多くない。やはりジュリーの役だったのだと思いました。
実在した人物が次々に登場した舞台で、特に印象的だったのが、吉田茂を演じた藤木孝さん。芸術を政争に使う事しか考えていない、冷徹な政治家を演じて、その重厚な演技が印象に残っています。
その藤木孝さんも先日、亡くなりました。
ジュリー演じる義江が、吉田茂の背中を見送りながら「振り向かせて見せる、僕の歌でね」と語る場面が、とてもカッコ良かった。
今ちょうど、伊豆諸島の大雨特別警報を報じていて、大きな被害が出ませんようにと祈っています。
『キネマの神様』の公式HPに粗筋が掲載されています。⇒公式HP 温かくやわらかな色調の中で微笑む、白髪のジュリーに見とれました。手に持つのは、シナリオのようです。原作とは、かなり違っているようですが、いっそう楽しみになりました(^-^)
J友さんより、木曜発売の女性セブン『激論!私の昭和ポップスBEST10」ジュリーかヒデキか陽水か竹内まりやか』で、ジュリーが取り上げられているそうです。
試し読みで一分を読めました。⇒女性セブン 2020年10月22日号
対談をしているのは、半田健人さん、前にTVで昭和歌謡について熱く語っていた、まだお若いサニーさん、雑誌クレアでジュリーを度々取り上げてくれているライターさんの3人です。
記憶、歌の場面は、何故か、🎶島の娘たちや、この先の歌詞は
出てこなく🎶島の娘た〰️ちゃ、ばかり出てきます。 荒城の月は、覚えてます。朗々と歌いあげている、ジュリーを、うっとり、まっすぐ、みつめて、聴いていたいました。それにしても、凄い大役を、いくつもの、舞台を踏んで数々の歌を唄って私達に感動と愛を届けてくれましたね。そして今はジュリーのステージ、あの歌声も聴けませんが、日常生活の中でも、洗濯機まわしながらもつい、ジュリーの歌を口づさんでしまいます。ジュリーの歌といつも一緒ですね! 会えなくとも。😂 リストバントも一緒に!
「漂泊者のアリア」は、ジュリーが出演した多くの舞台の中でも大作ですし、豪華な出演者や、注目度も違うものでした。
その中で歌うジュリーに、舞台が始まる前からどれだけ心配し、期待をしたことか。
フェスで始めて見る日、全神経を集中して見ました。あの日のドキドキと緊張は30年近い前の事でも、ハッキリ思い出せます。
後に、NHKで放送されたので何度も見ました✨
時おり無性にジュリーが歌う「荒城の月」や「波浮の港」が聴きたくなるのは、私が日本人だからでしょうね(^-^)