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栃木文化会館

2017年05月21日 | ライブ・公演・舞台

本日は「大悪名」の御一行様は栃木で公演です。栃木は遠いので、遠く関西の彼方から「大悪名」の出演者の皆様に思いを馳せるのみですが、行かれたJ友さんによると、ジュリーさまは今日もお元気!艶のある素敵お声でアンコールは三回だったそうです。

栃木文化会館はどんなところなのかと検索したら、会場は意外にも大ホールで(普通はお芝居は中ホール程度)お芝居には大きめの1200席。近辺では一番大きなホールだそうですが、ジュリーがコンサートをするには、あまり大きくはない収容人数です。落ち着いた雰囲気の建物です。以前もジュリーは「大悪名」で来ているので、ここはお馴染みのホールなんですね。

栃木県には産まれてこのかた 一回も行ったことが無い・・ と考えて、そういえば1983年の真冬に日光東照宮に行った、と思い出しました。当時住んでいた足立区から在来線で、かなり時間がかかった記憶があります。冬のせいで観光客はまばらでした。 

栃木県の日光東照宮は、関東在住の方には学校で必ず行くバスツアーの定番の場所らしく、知り合いの皆さんは口々に「つまらない」という感想でした。なんでかな?? 子供はやっぱり何とかランドの方が楽しくて、子供には面白くはない所なんでしょうね。絢爛豪華な贅と技巧を凝らした素晴らしいものなのに。私は、もう一度季節の良い時に行ってみたいなぁ✨

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謎の洋館

2017年05月20日 | 紀行(建築・桜)

本日、兵庫の東の端から、兵庫の西の端に住む親友の家に用事で行ってきました。

行く途中に見つけた 道沿いの謎の洋館、屋根などに和洋折衷の感じがあります。正面の円形を描いた解放的なデザインや二階のバルコニーが良いのに、近づくとかなりボロイ。。。。屋根瓦だけは綺麗で新しそうでしたが、木製の壁の塗料がはがれてしまい、黒く汚れている。新しくはない、古そうに見えるけど謎。

この近くにはダイセル異人館という洋館があるので、それとの関係はどうなのか?検索してもわかりません。この辺りは工場や農業地帯で都会ではない。周りは田んぼに囲まれて今は居酒屋らしいが、細長い前の敷地は広く、もっと綺麗にしたら違う活用法がありそうなのに・・ 凝った洋館なのにもったいないわ。どうか、せめて壊されませんように・・・( ̄人 ̄)

 

帰りに寄ったホームセンターの薔薇の花売り場の 天使の後姿が可愛らしかった。

広げた羽根と薔薇の花がメルヘンチック

前から天使の顔を見たら・・・ 

後姿の方が可愛かったです。

 

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③パリの哀愁

2017年05月19日 | JULIE

 二郎がすでに伊都子と婚約していることを知ったマリーは、

自らの恋をあきらめて、捜しに来た夫とフランスへ帰る決心をした。哀愁に満ちた音楽が流れる。

パリ行きの飛行機の中のマリーに、二郎からの伝言が届く「ジュ テーム」

 二郎はマリーを忘れることができず

マリーを追って、同じパリ行きの飛行機に乗込んでいた。

 

飛行機は給油のために一時着陸をした。

給油のために、中東国に着陸した一行を待ちかまえていたのはゲリラの一味だった。

ゲリラは女子供、負傷者は解放するという

マリーの夫は自分を解放しろ、保証はわたしの妻だ

夫は私が自由になったら 当局と交渉して解放してやる

マリー 離婚するわ

詰る二郎に逆上する夫、こん畜生!こうしてやる

解放された夫は、身代金を保証したから解放されたが、離婚したから払わない。

悪徳業者の夫は逮捕された。

この女の夫が裏切った

我々は見せしめに この女を処刑する

ゲリラの隙をつき マリーを連れて逃げる二郎

何故かキーもついていない車が砂漠にうまい具合にあったので、乗り込んで逃げる二人

※この当時のジュリーはまだ無免許。免許をとったのは「太陽を盗んだ男」の時

ゲリラの機関銃がバリバリバリ バリバリバリ!! なんぼ撃っても当たらない!

しかしi二人のジープが砂漠の中を進み、オアシスの木蔭に着いた時
マリーの胸は銃弾で赤く染まっていた

二郎はマリーの死体を肩に、果てしなく続く砂漠の中を歩いて行った。

物語はまた冒頭の部分に戻り、橋のたもとで 1人佇む二郎。

1人、パリの夜を歩き去る二郎でした。

終。

※哀愁に満ちた映画音楽は大野さんでした。 


 

悲恋の大ロマンでございます。

が、異常に嫉妬深い夫というが、若い男が自分の妻に手を出したら誰でも怒りませんかね? マリーのプロフィールがよくわからないのだけど、二郎よりいくつくらい年上の設定だろうか?見た目はおばさんと、若いツバメに見えました(笑)

クローディーヌオージェさん、もう10年ほど前にBSで イギリスのBBC作の「シャーロック・ホームズ」を見ていたら、誇り高い伯爵夫人役の女優の顔がどっかで見た・・・ 誰だろう 誰だろう 誰だろう??? と気になって考え抜いて・・・・ あ~~~ クローディーヌ・オージェ!と気がつきました。あまり映画の時と変わっていませんでした。今も活躍と嬉しかったです。

ところで中東の場面が 何故石川県の内灘でのロケか、やっとわかりました。同じく石川県の金沢が出てくるからだ!砂丘と言えば鳥取だけど、遠いもんね。

最後の砂漠をマリーを担いで歩く場面は、昔の名画「マノン」の有名な場面のパクリ、オマージュと言えるでしょう。実際の映画の「マノン」の場面は貌を仰向けにかついでいるので、顔が男の背中に仰向けにぶら下がり白黒映画のせいか陰惨で、ネットで検索してゲンナリ・・ 「パリの哀愁」のほうがずっとロマンチックですが、ジュリー重たかったやろな(笑) 橋のたもとの設定はビビアンリーの「哀愁」と似ていると思います。

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②パリの哀愁

2017年05月18日 | TV・ラジオ・CM・映画

祐二さんからコメントをいただいています。カメラマンの姫田真佐久さんの奥様から直接「パリの哀愁」の撮影秘話を伺われたそうです。貴重な裏話を有難うございます

『監督をはじめ、亡くなられてしまった人が多いですね。名カメラマンだった姫田真佐久さんもその一人。
昔、新宿の奥様が経営されていたバーで、当時の話を聞きました。まだ、パリに行くのに18時間以上かかって大変だったが、どこも絵になるところばかりで撮影は楽しかったとか。
ベッドシーンでは2人を乗せるようにして撮りました、と笑って語っていたのを覚えています。
背丈が違うので、それを意識させないようにスタッフが気を配っていた、とも言ってました』

あそこ(バスジャックの場面)は内灘海岸。どうみても中東には見えません。『マノン~』の名シーンを連想させるところはよかったのですが。
フランス篇が終了したようなので、金沢のシーンもアップしてほしい。カメラマンの姫田氏が乗せて撮ったという”あのシーン”もふくめて。ジュリーのテクニックの見せ所なんですから!

と、祐二さんが言われるので ジュリーのテクニック(それはYOUTUBEで見てね)・・はともかく、上品さをかなぐり捨てて(初めからナイナイ)金沢のシーンが始まりま~す

 



マリーは死んだと聞かされ、日本に強制送還された二郎は金沢の父の元に戻って、無為の日々を過ごしている。

そんな二郎を元気づけてくれたのが伊都子。
二郎は父のすすめもあって彼女と結婚することにした。

※下のチェックのシャツは、マンズワインのポスターでも着ています。私服かしらん?

※この青いチェックの服も↓CMで着ています。サンヨーのCMだと思う。

そこへ、生きていたマリーがフランスから二郎に逢いにやって来るが、父親が追い返してしまう。

二郎がすでに伊都子と婚約していることを知ったマリーは、
あきらめてフランスへ帰る決心をしたが、伊都子によって二人は再会した。

※これが問題のシーン☞『ベッドシーンでは2人を乗せるようにして撮りました、と笑って語っていたのを覚えています。

背丈が違うので、それを意識させないようにスタッフが気を配っていた』

※ソフトなシーンを選びました 確かに、二人の背丈の違いは気にならないです(笑)

ところが、そこにマリーの夫から電話がかかってくる。

マリーはフランスへ帰るという。

だが、二郎はマリーを忘れることができず
マリーを追って、同じパリ行きの飛行機に乗込んだ。

別れるくらいなら 僕は死ぬ!

まだ続く~

 



ちなみに、マンズワインのポスターで、映画と同じチェックのシャツを着ています。

          映画↓

 

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改めて①パリの哀愁(再編集)

2017年05月17日 | TV・ラジオ・CM・映画

※改めて「パリの哀愁」です。ジュリーさえ映っていればいいや~ と、マリーさんの存在を無視していましたが、ちょっと反省。マリーの画像も増やして改めてアップしなおします。

 


J友さんはこの映画を見て、フランスに映画の撮影箇所を巡る旅に昔行かれたそうです。

祐二さんからコメントをいただいています。→『ノーカットで、画面もきれいでした(雨降りなど一か所もなし)。テレビのフレームに合わせていないので、左右もきっちり映っていました。あーここをカットしていたんだよなと、再納得(前のテレビ放映は頭からズタズタ)。沢田研二さん溌剌としていていいですね。ピンクの海パンがお似合いだった。浅野真弓さんはかわいそうな役だったけど、しょうがないか。
シャンティーは競馬で何度も行っていて、お城の界隈も訪れたことがあります。映画のようにまさにアベックに最適な場所。ジープで逃げ出すところ&マリーを担いでいるところは内灘近辺で撮影したそうです。オージェさんふっくらとしているから、大変だったでしょうね。突っ込みどころの多い映画ですが、アイドルスター映画として十分楽しめます。(女性ファンにとっては気がかりなシーンもあるでしょうが。)』

祐二さんによるとマリーを担いでいるところは「内灘」付近だったそうですが、石川県に同じ地名がありました。内灘には砂丘があるそうです。

 



CS日本映画専門チャンネルの「パリの哀愁」をみました。鮮明とはいえませんが、画面に雨など降ってはおらず、40年前の作品にしては綺麗な映像でした。

惹句の「熟れたパリの人妻」には笑いましたが、この作品を見たいと思うのは若いジュリー目当ての 熟れた中年女性ばっかりで「熟れた人妻」には興味はないんじゃないのかな(笑) 

ほんとに熟れていました、クローディーヌ・オージェの体は。でかい女と今まで思っていたけど、意外に好感を持って今回見ました。今の私はジュリー演じる二郎を年下の、まだ子供っぽい若い男としてマリー(オージェ)の立場で見るから。初めて見た時 私はまだ10代で、あの時の視点とは今は違う。困った我儘な可愛い男の子ね、と年上の人妻の立場からジュリー演じる二郎を見るので、視点が変われば感想も変わります。

2017年になって見てみたら、「それ女性蔑視、その言葉は死語」と不快に思う表現や、人妻に対する身の程知らずの軽すぎる二郎の振る舞いに呆れたりして・・・ こういう身の程知らずの無知で無恥を「純愛」といってしまうのだろうか?(すまないね、ややこしくて) そんな硬い事言わずに、ただ1976年の28歳の若さが溢れる、何をやっても絵になる、何をしても許される、ジュリーの少年ぽさが残る美しさを鑑賞しましょうか。

最初に、この作品に対しての映画評がありました。こういう作品評は初めてです、真面目に論じてあります。写メだから汚い画像だけど・・

※出目監督は、2年ほど前に亡くなられました。

東宝の小林一三さんは阪急で、松岡修造さんのお祖父さん。

ほんとに唐突だったね、アラブゲリラの登場は・・

さあ、始まりまっせ。いかにもパリっぽい曲調の映画音楽が流れる。パリの石で作られた灰色に沈んだ街の景色が無機的で美しい。

橋のたもとに1人佇む日本人青年二郎は、人妻マリーとの思い出を回想している。

画学生二郎はフランス人女性を引っかけてやろうと画策する

ふとしたことからマリーと知り合う。

※友人役は元テンプターズでPYGの大口弘さん、かなり前に亡くなりました。大口さんの短い髪の毛がGS時代と違い見慣れない。

マリーを見張る嫉妬深い夫の手下に傷つけられた二郎。

心配したマリーが二郎に会いに来る。二人でシャンティの森にピクニックへ


二郎がアパートに帰ると、日本から幼友達の伊都子がやってきていた。

※伊都子のスリーピース姿が、この頃流行ったファッションだな~と懐かしかったです

マリーの面影が離れない二郎

二郎はとうとう夫のジャンが居るのも構わずローラン邸を訪れ、マリーは追い返す。

嫉妬深い夫にうんざりしたマリーは二郎の元に来るが、二郎に迫られて・・

「あなたも けだものだわ。」(女をヨクボウのままに手荒に扱ったらあかんよ)

マリーに迫って、ブたれた二郎・・ 意気消沈

嫉妬に燃える夫から、マリーは二郎と駆け落ちをする。

マリーと二郎は、南仏ツーロンへ逃避行の旅に出た。

そんなある日、二郎は過激派学生の嫌疑により逮捕されてしまう

止めようとしたマリーは、ホテルのテラスから足をすべらせ海に落ちた。

友人は過激派だったのだ、厳しい取り調べを受ける二郎

マリーは死んだ、と聞かされ絶望する二郎。

二郎は日本に強制送還された。

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ネットニュースから

2017年05月16日 | JULIE

先ほど飛び込んできた、久しぶりの明るいニュース。真子さま ご婚約おめでとうございます。それまでニュースは北朝鮮のミサイル発射の重苦しいニュースばっかりだったのに、どっかに飛んで行ってしまったわ(^-^) 明日のワイドショーは婚約の話題で大変だ~


J友さんから情報をいただきました。(^^) 有難うございます。

水谷豊「今の年齢だからこそ」40年来の夢実現させた初監督作「TAP」完成に感慨新た
 [映画.com ニュース] 俳優の水谷豊が映画監督に初挑戦し主演も兼ねた「TAP THE LAST SHOW」の
プレミアムイベントが5月14日、東京・表参道ヒルズで行われた。水谷は共演の北乃きい、岸部一徳

そういえば「大悪名」の舞台には、音楽劇の歴代のヒロインが沢山顔をそろえたのに、水谷さんの夫人の蘭ちゃんが出ていなかったね。蘭ちゃんは2008年の「探偵」のヒロイン。音楽劇は「ぼんち」が好きだけど「探偵」もとても良かった。ジュリーの歌う「探偵」の素晴らしさと言ったら・・・ため息ものでした 今回は蘭ちゃんは忙しかったのかしら?? ギャラが高いとか?

大阪で音楽劇の日にJ友さん達とタイガースの話題から、サリーの話になりました。タイガースはサリーやタローのように、いつも穏やかで前に出過ぎず、分をわきまえた人柄の良い二人がいるから、仲をまとめてくれて喧嘩もせずにいまも集まれるのよね。と話し合いました。



こちらもJ友さんから。新聞広告に載っていたので、気になっていました。ジュリー縁の竹内まりやさんの実家は、出雲のとても古い由緒ある旅館。ジュリーのお名前だけが載っていたそうです。ネットニュースでも報じられていました。

竹内まりや「廃業はイヤ!」実家旅館の“お家騒動”乗り越え自らオーナーに

アルストロメリア



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演劇キック

2017年05月15日 | ライブ・公演・舞台

今日は「パリの哀愁」の2回目の放送日でした。 

自分勝手で我儘で、欲しい物は手に入れたい、子供のような二郎。

しどけない浴衣姿で別れたくないと我儘をいう

      

昨日の漠然さんに比べたら、二郎はまだまだほんとに子供ッぽい。女に接する時には、漠然さんのように敬意をもって大事に扱って頂戴ね。あぁ、でもこの当時のジュリーには こういう大人になり切ってない、無鉄砲な若者の姿が似あっている。

私はまだ昨日の朝吉=漠然和尚の余韻に浸っていたい。漠然さんの身を捨ててでも大切な者を護ろうとする大きな広い愛情、この無償の愛に勝てるものがあるだろうか?


 

演劇キックに土居裕子さんのインタビュー記事がありますと教えていただきました。前回のいしのさんや、加納さんのインタビューもありました。

演劇キック、土居裕子さんインタビュー 沢田研二の音楽劇シリーズがついにファイナル!『音楽劇 大悪名』「謙虚さと器の大きさは本当の大スターだからこそ」 

土居裕子さんを知ったのは、1991年の、音楽座ミュージカル「マドモアゼル モーツアルト」の主演女優の土居さんでした。「マドモアゼル モーツアルト」は原作漫画のファンで、劇場招待に応募したら当選してしまい大喜び!

その舞台で始めて見た、土居さんの、まさに鈴をふるような、透きとおる美声にビックりしてしまいました。その後、音楽座が解散。次に見たのはずいぶん経って「マリーアントワネット」の従者役。大好きな山崎豊子作品の「ぼんち」でジュリーと共演した時は、本当に嬉しかった。


2016年03月20日 いしのようこインタビュー沢田研二主演の『音楽劇 悪名』で再びお絹を演じる!

「沢田さんと一緒に歌うなんて、無理無理!と」 

いしのさんは幸子にお絹という、全く違う役柄を演じていて、そのどちらの姿も綺麗でした。「べっぴんさん」の姑役には まだ早すぎる!と抗議したい。

 


 2014/3/16 加納幸和インタビュー沢田研二の音楽劇『悪名』で悪役を演じる!

最大の悪者「福原の元締」に扮するのが花組芝居の加納幸和。
「組の親分たちのさらに上にいる悪です」 「いろいろな点で節度がある方で、すごく懐は深いけれどなあなあにはならない。優しいけれどどこかぴしっとしている。だから皆さんが付いていくんだなと思います。」

加納さんは今までの「悪名」では福原の親分でしたが、今回は女優。さすがの大活躍で、とても楽しませていただきました。

 

一緒にジュリーと仕事をした方がジュリーを語る言葉には、思わず胸が熱くなります。半世紀も走り続けてきた大スターなのに、その謙虚な姿勢にこちらも思わず身を正したくなります。

 

精一杯の愛を込めてJ友さん達が作られた 思い思いのジュリー達 どうも有難うございました。

お正月のジュリーさま。

 

ちょっと写メがボケてしまいましたが でもJ友さんたちの作品に込めた愛情は伝わって来るでしょう?

    

            

       

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「大悪名」大阪・千秋楽

2017年05月14日 | ライブ・公演・舞台

昨日「パリの哀愁」を見ながら、二郎の声は朝吉さんと同じ声だ~ と、その至極当たり前の事を 特別な事のように思いながら見ていました。そして行ってきました「大悪名」大阪千秋楽。 

さんごさん作、祝50周年・祝大阪千秋楽 

年に一度は通った梅田茶屋町のこの劇場、音楽劇を見にもう来ることはないのね。そう思ったら、少し寂しくなりましたが、大阪千秋楽の今日は出演者と観客が一体になった、熱い熱い舞台になりました。

今日は忘れずに双眼鏡を持っていき、朝吉さんを8列左端から眺めてきました。確かに!スッキリしていました痩せたね。朝吉さん、坊主頭の僧侶姿がすっかり板につき 昔からずーーっと仏に仕える 世俗を離れた僧侶だったんじゃないのか? かつての血の気の多い侠客だった八尾の朝吉の姿を忘れ去ってしまいそう、と思うほどの自然なお姿でした。

前回の席は今回とちょうど反対側の右端で、今日の左側の席からは前回気がつかなかったものが見えました。出番ではない時に、舞台の奥で芝居を見守り、出を待つ朝吉さんの姿がチラっと見えた時がありました。ああいう出を待つ役者の心境はどうなんだろう?観客の様子も見ているのだろうか?そんな事を思いました。ある場面で、ずっと目を閉じて眠っている漠然さんの白い顔には見とれました。昔からジュリーの眠る顔って素敵だね

舞台では最初のジュリーのソロ曲の歌声の心に沁みる素晴らしさで、もうすっかり「大悪名」の舞台に入り込まされてしまいます。コンサートで聴く、ジュリーのヒット曲やアルバム曲はもちろんいいけれど、お芝居の中で聴く曲というのはその場面に即したその時だけのものだから、本当に捨てがたい素晴らしさがあります。

そして、今回一番感じたのが朝吉=漠然和尚の人間としての優しさ 愛する人たちを自分を捨てても命がけで護ろうとするその器の大きさ。そこに朝吉=漠然和尚の人情味あふれる姿を見て、心を撃たれました。あなたは誰よりも優しくて大きい!その姿、全てを優しく包み込む歌声が観客の心を掴まえて離さないのでした。

それから、あとになりましたcobaさん。cobaさんの音楽無くして「大悪名」の舞台は有り得ない。あの、心にギュゥ~~ン♪と切り込んでくるような、哀愁と力強さの両方を持ち合わせた、アコーディオンの色っぽい極上の音色と言ったら・・・cabaさんのアコ-ディオンの音色はなんとセクシーなんでしょう。アコーディオンの哀愁を帯びた音が波のようにうねり、そして煌めく その音色が登場人物達の心情を際立たせている気がしました。

艶やかな音色の色っぽさと、ジュリーの歌声には、ただ呆けたようにその世界に浸るのみでした。


アンコールで晴れやかな顔の出演者たちが舞台上に一堂に会し、その中心でジュリーがフルコーラスで長~い河内音頭を唄いました。野田さんが涙ぐんでいたように見えましたが、気のせいかしら?大阪の地で唄う最後の河内音頭に、私達もエンヤコラセーと合いの手を入れて、千秋楽を惜しみました。本当に感動的な大阪の千秋楽になりましたが、このシーンは忘れられないジュリーとの思い出の一場面として、私の中に残ることでしょう。 

 

朝吉さんは、出身の大阪から出て今後は関東地方を廻ります。きっと朝吉さんの大きな愛と、芸達者な出演者達の演技が、各地の舞台を最上のものにするに違いない! これからご覧になる方は どうぞお楽しみにね~!

さらば、シアター・ドラマシティ

 

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①パリの哀愁

2017年05月13日 | TV・ラジオ・CM・映画

CS日本映画専門チャンネルの「パリの哀愁」をみました。鮮明とはいえませんが、画面に雨など降ってはおらず、40年前の作品にしては綺麗な映像でした。

惹句の「熟れたパリの人妻」には笑いましたが、この作品を見たいと思うのは若いジュリー目当ての 熟れた中年女性ばっかりで「熟れた人妻」には興味はないんじゃないのかな(笑) 

ほんとに熟れていました、クローディーヌ・オージェの体は。でかい女と今まで思っていたけど、意外に好感を持って今回見ました。今の私はジュリー演じる二郎を年下の、まだ子供っぽい若い男としてマリー(オージェ)の立場で見るから。初めて見た時 私はまだ10代で、あの時の視点とは今は違う。困った我儘な可愛い男の子ね、と年上の人妻の立場からジュリー演じる二郎を見るので、視点が変われば感想も変わります。

2017年になって見てみたら、「それ女性蔑視、その言葉は死語」と不快に思う表現や、人妻に対する身の程知らずの軽すぎる二郎の振る舞いに呆れたりして・・・ こういう身の程知らずの無知で無恥を「純愛」といってしまうのだろうか?(すまないね、ややこしくて) そんな硬い事言わずに、ただ1976年の28歳の若さが溢れる、何をやっても絵になる、何をしても許される、ジュリーの少年ぽさが残る美しさを鑑賞しましょうか。

最初に、この作品に対しての映画評がありました。こういう作品評は初めてです、真面目に論じてあります。写メだから汚い画像だけど・・

※出目監督は、2年ほど前に亡くなられました。

東宝の小林一三さんは阪急で、松岡修造さんのお祖父さん。

ほんとに唐突だったね、アラブゲリラの登場は・・

さあ、始まりまっせ。いかにもパリっぽい曲調の映画音楽が流れる。パリの石で作られた灰色に沈んだ街の景色が無機的で美しい。

橋のたもとに1人佇む日本人青年二郎は、人妻マリーとの思い出を回想している。

画学生二郎はフランス人女性を引っかけてやろうと画策する

ふとしたことからマリーと知り合う。

※友人役は元テンプターズでPYGの大口弘さん、かなり前に亡くなりました。大口さんの短い髪の毛がGS時代と違い見慣れない。

マリーを見張る嫉妬深い夫の手下に傷つけられた二郎。

心配したマリーが二郎に会いに来る。二人でシャンティの森にピクニックへ


二郎がアパートに帰ると、日本から幼友達の伊都子がやってきていた。

※伊都子のスリーピース姿が、この頃流行ったファッションだな~と懐かしかったです

マリーの面影が離れない二郎

二郎はとうとう夫のジャンが居るのも構わずローラン邸を訪れ、マリーは追い返す。

嫉妬深い夫にうんざりしたマリーは二郎の元に来るが、二郎に迫られて・・

「あなたも けだものだわ。」(女をヨクボウのままに手荒に扱ったらあかんよ)

マリーに迫って、ブたれた二郎・・ 意気消沈

嫉妬に燃える夫から、マリーは二郎と駆け落ちをする。

マリーと二郎は、南仏ツーロンへ逃避行の旅に出た。


明日は、大阪「大悪名」千秋楽の為 行ってまいります。

この続きは来週・・の予定。

明日の用意をしよ。

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禁じられた恋のめくるめく陶酔の日々・・・

2017年05月12日 | TV・ラジオ・CM・映画

「大悪名」3日目も、満員の盛況だったそうです。平日はチケットの余裕があるとの事でしたが、この分では全日分のチケットは完売してしまいそうですね。もし、行こうかどうか迷われている方があれば、お早めにチケットを確保した方がいいのでは。


明日はいよいよ、CSで「パリの哀愁」が放送になります。予約録画を完了しました(^-^)

ノーカットで横長サイズで放送されるとコメントを頂いています。

5月13日(土) 8:30 
5月15日(月) 17:25
5月23日(火) 17:00

当時の新聞広告がありました。

禁じられた恋のめくるめく陶酔の日々・・・・

悲しい愛の終着駅と知りながら

美しく激しく燃え上がる


大ロマンでございます!

併映は「挽歌」、昔は二本立てでした。 

北海道が舞台の「挽歌」は原田康子の戦後のベストセラー小説で、TV化も何度かされています。さすがに今は時代に合わなくなったのか映像化は長らくされていないと思います。秋吉久美子は生意気そうな若い女性のイメージに合っていたけど、仲代達也と草笛光子が当時でも役に年齢が行き過ぎて 生活にくたびれた疲れた感じがしました。主人公の憧れと嫉妬の対象には見えなかったな。例え2人が名優と言えどミスキャストだと思いました。

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