CSって、コミュニティスクールの略なんだって!!
前職では「カスタマー」って意味だったのですが。切り替えて学んでいきましょう
とはいえ、CSって何なんでしょうか?
文科省のページのリンクです。 >>コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)
<参加者>
・小中高の教員・校長先生など
・CS・コーディネーター
・メディアの方
・教育委員会の方
・山大教育学部の学生
・教師をしながら、山大教職員大学院に通う方々
・都市部の民間企業で働く、元教育系の人 ⇐この人が帰省するタイミングで実施されるらしい
山口大学の、教育学部の『ちゃぶ台ルーム』(オープンスペース)にて。
参加費:研究会だけだと、千円です。
テーマは「コミュニティスクールについて(仮)」。
今回で、2回目の開催だそうです。
午前は、自己紹介や、この会の生まれた経緯、4~5人のグループに分かれ、15分ごとの分科会×3回
40分のランチタイムを挟んで、
午後から、山口県光市立浅江中学校校長の、伊藤幸子先生の講演
>>お知らせ系
・NPO法人山口せわやきネットワークにより「山口県こども食堂支援センター」が設置されました。
ニュースはこちらから⇒https://asuhana.org/2019/07/08/4830/
・熊毛北高校の生徒達が開発した『べじふるジャム』
きっかけは、ある生徒の妹のニンジン嫌い。ニンジンをおいしく食べてもらおうと試して、5種の野菜・フルーツを混ぜるとおいしい
それを地域で発表したら、ある地元業者さんが「商品化しよう」と。地元の野菜・フルーツで
で、今年、ダンサーを募集
被服科の学生が衣装を作り、動画を作成した
(映像はとったけど、編集ができないって探してて、卒業生が県内でそういうのしているの知って、ラスト1週間で完成させた)
少しずつひろがっていく
>>気づき・メモ
・教育学部の学生談
「今は、小学校の先生はなりやすい」時代といわれている
⇒よって、必死にならない学生がいて、「この人が先生になるのか」と不安
どうしたら、もっと考えてくれる???
・・・へえ、まあ、でもいつの時代もあるでしょうね
ただ純粋にこういうことを思う心を忘れていた自分に気付きます。
追い求めていきましょう!
・熟議を多々企画実施する教員の話
教員同士で話すと、ある程度「あうん」の呼吸がある
背景が違うメンバーがそろった場合、アイスブレイクで場の雰囲気が6割決まります。
アイスブレイクの手法をもっと知りたい
ある人曰く「その会の目的と、参加者の属性によります」
・・・確かに、その通りでしょうね
でも、アイスブレイクの設計の大切さには、改めてハッとします
・ある、教職員大学院で学ぶ小学校の先生の話
「教員って、結構まじめできっちり訓練されている人々です」
「教職員のモチベーションを高め続ける研修ができれば」
・・・どの分野でも一緒ですが、思い切りのめりこむ方とそうではない人の差は(見た目に)大きいかなと思います。
できるか否かは、またその懸命さとは違うのですが。
・CSの取り組みの今後。
どう「今の熱」を維持していくのか?今、有志でいい感じだが、人が変ったらどうなるのか?
教員は2~3年で移動するから、地域の方の体制が大切
・・・なるほど。
人が変わると、活動が維持されない、というのはよくある課題ですよね
民間みたいに「給与払う」代わりに「この職務を行う」というような型化するのが考えられますが、、そうすると個人の「熱」の発散にブレーキがかかることもあって
あ、違うか、、地域で何か型化して、学校を巻き込むことにすれば、継続できるのかな?
NPOにするとか、対価の払われるものにするのが必要なのかな
でも、民間企業と組にはいろんなハードルがあるとも聞きます。。
考えるほどに難しいですね
・ある高校教師のことば
うちの高校は、普通科と◎◎科
◎◎科では、どんどん地域に出て、いろんな取り組みが行われつつある
課題は普通科。彼らの「自分らには何もない」って感覚。どう巻き込んでいくのか
・・・確かに。普通科の学生は、勉強もせんといかん。そんな中で、地域とのつながり
>>メモ(2)
・自分がいなくなったら、この取り組みはなくなるのではないか?
それを行うのが「コーディネーター」ではないか?
・学校の「事務」の方は、県職員であることが多い
CSを運用している例も増えており、教職員や地域との橋渡しをしている
・地域コーディネーターがいて、ほか官公庁の方がいる
・教員は、昼間動けないから「学校事務」という存在がどう動くか、その差は大きい
事務は、地域の顔。学校で話してもらいたいことを話してくれる人を連れてきてくれる
助成金のことも知っていて、校長が「●したい」というと、ならあれが使えますね、と予算もとってくれる
・参加意識「子供のために、自分ができること」を共有し、宣言してもらう。
ポスターとかにしたら、ますますやる気がわく
・「どんな学校にしたい?」
生徒の意見を聞くのが、主体性につながる
子供抜きに「こういうことしたい」って考えても、それって押し付けではないの?
かつ、子供の意見をきくと、大人の心に火がつく
例:子供に地域の良さを聞いたら「◎◎地区には、警察がいて、僕らが守ってくれる」とのこと
それは、大人にはない視点だった
地域の人は、学校とかかわるのは、卒後帰ってくるから
学校は、地域で活躍する人を作りたくて取り組んでいる
なのに、なかなか接続できないのはなぜ???接点が少ないのでは???どう連携関係を創るのか?
・情報をopenにすること/リーダーはもちろん、リーダー以外が情報をキャッチアップしていく機会の提供
⇒結局、ビジョン共有。定期的な共有が大切なのでは
・win-win???
⇒will-win が大切ではないか
・教師はブラック???
⇒いえいえいえいえ、こんなに楽しい仕事はないと思うのです。
子供の成長をのぞみ直接タッチできる。こういう仕事は、教師しかないんじゃないかな
なお、先生のモチベーションはバラバラ
教師も人間だから。得意不得意がある。
できないことにフォーカスされると「ブラック」な部分もある
でも、それだけじゃないんですって伝えたい
・「子供の変容」こそ一番大切
CSの変容は、漢方薬のようなもの
じわりじわり変えていく
体質改善だから、ちょっとしたことでは動じなくなる
・学校経営の勘所を鍛えよう
理論はいろいろいろある。でもね、試すことで「ここだ」というポイントがある
それを議論する中で共有していこう
・荒れていた学校が、CSを導入して、改善した例は枚挙にいとまがない
・学校は「教師」「生徒」の空間でしかない
そこに、どういう仕組みで「地域の人」を入れるのか ※仕掛けが大切※
浅江中では、英語教室をした。
下駄箱奥の空いている空間に「テーブルセット」を入れた
学校で一番時間のある人を考えたら「ALT」
この取り組みをした翌年、海外の人が山口にくるイベントがある(ジャンボリー)
⇒英会話教室を行おう、と決めた
地域の人(主に高齢者)に、中1の英語の教科書を買ってもらい、それに沿って勉強
そこから広がって、下駄箱に一番近い教室を「地域開放」することにつながっていった
・「学校運営協議会」という会が、ポイント
・浅江中の取り組み
地域の人に世話になった子供は「地域に恩返ししたい」という
年に1回、生徒による感謝とこれまでの学びの発表
その後、大人だけで対話する。地域の大人が、つながる場としても貴重
⇒浅江中では、CS開校10周年記念式典
1年ごとに卒業生が10人+在校生で実行委員会を作った
・何らかの取り組みの評価
①手ごたえ ②客観的データ
2つがそろっていることが大切
>>感想
CSとは、日々の学校運営の中に「地域」の人を入れていこうとする動きなのでしょうね
学校だけではできない大きなイベントとか、一緒に行うってこと以上を感じます。
あ、祖父母にやさしく育てられた経験を大切にしている子って多いですよね
わたしも、祖父母大好きです。
ということは、CSって、
これまで、家庭で提供されていたものが、制度として提供されるものであり、
こどもは愛された記憶から、頑張ることができたり、ほかの人にやさしくできたり、地元に戻ってきたり
そういうことにつながる、
新しい取り組みだから、どんどん広がっている
なんとなく、腹落ちしてきました。
CSって面白い。今後、関わっていければと思います!!
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