寺の賃金未払い「奉仕」？「労働」？

僧侶の務めは「奉仕」か「労働」かー。京都・東本願寺の男性僧侶は３泊４日の泊まり勤務もあったといいますが、時間外賃金はほとんど支払われていなかったことがわかりました。

　「雇用契約も当然結びましたし、就業規則もありますので、そういった意味では立派な労働者。労働者であり僧侶であると」（男性僧侶　３８歳）

　今年３月まで京都市下京区にある真宗大谷派の本山・東本願寺で働いていた男性僧侶（３８）は、寺を訪れる門徒らの世話係「補導」という役・・・・続きはこちら

７０歳まで働けます 澁谷工業が新雇用体系

　澁谷工業（金沢市）は、最長で７０歳まで正社員として就業できる「ＡｔＷｉｌｌ（アット・ウィル）システム」を導入する。定年の６０歳時に退職金を支給し、その後は本人の意思（Ｗｉｌｌ）に基づいて勤務し、賞与も支払う。政府の働き方改革に呼応した取り組みで、ベテランの就労意欲を高め、技能継承につなげる。
　澁谷工業と子会社のシブヤマシナリーで７月１日から運用する。このほかのグループ会社でも・・・・続きはこちら

岡山は「長時間労働県」 全国平均年102時間上回る

　岡山県内の労働者は全国平均に比べて年間102時間長く働いている―。従業員30人以上の事業所を対象にした所定外労働（残業）を含む1人当たりの年間総実労働時間を巡り、国と岡山県の調査データを2006～15年の10年間で比較した結果、こんな実態が明らかとなった。

　この10年間でみると、岡山は都道府県別順位が毎年ワースト10位圏内で高止まりしていたほか・・・・続きはこちら

パワハラめぐる裁判 労災認めず

パナソニックの子会社に勤めていた男性が、上司から暴言などのパワハラを受けて精神障害になったのに労災と認められなかったのは不当だと国を訴えた裁判で、大阪地方裁判所は「嫌がらせやいじめはあったが精神障害の原因とまでは言えない」として訴えを退けました。
訴えを起こしていたのはパナソニックの子会社で大阪・門真市にあるソフトウエアの開発会社、「パナソニックアドバンストテクノロジー」に勤めていた５０代の男性で、１０年前、労働組合の活動をめぐって当時の社長らから「人間的に汚い」とか「殺すぞ」などと暴言によるパワハラを受け続け精神障害になったのに労災と認められなかったのは不当だとして国に労災と認めるよう・・・・続きはこちら

＜電通書類送検＞違法残業、解明遠く 焦点は検察刑事処分へ

◇厚労省の書類送検幹部は本支社で計４人に

　広告最大手・電通の本支社で違法な長時間残業が続いていた問題は、厚生労働省が２５日に３支社の幹部と法人としての同社を労働基準法違反（長時間労働）の疑いで書類送検し、焦点は検察による刑事処分へと移った。厚労省は全社的な違法残業の解明を目指したが、書類送検された幹部は本支社で計４人。立証の壁は高かった。

　「上司から具体的な指示を受けずに、自ら残業していた部下も多い。立証可能なものしか書類送検できなかった」。過重労働撲滅特別対策班（通称・かとく）の捜査を指揮した厚労省幹部は、唇をかんだ。別の幹部は「役員クラスへの広がりを考えたが、できなかった。悔しい」と感情をあらわにした・・・・続きはこちら