ある日、とある歩道橋を渡っていると、両側の手すりにカラスが1羽ずつとまっていました。
僕が「ああ、カラスいるな~」って歩いていくと、気配を察して2羽とも飛び立っていきましたが、これが悪夢の始まりでした
階段を下りている最中に、まず1羽が背後から急接近してきて、頭の上ぎりぎりをかすめていきました。もう、びっくりです
そいつが電柱の上にとまると、もう1羽がまた頭ぎりぎりをかすめていって、別の電柱にとまります。
歩道橋にいた2羽だと思うのですが、どうやら怒らせてしまったようです
特に何かしたわけでもないのに、なぜ襲ってくるのでしょうか
僕は早くそこから離れようと足早に歩いたのですが、2羽のカラスは執拗に追ってきます。電柱や街灯にとまってはこちらの位置を把握して、かわるがわる背後から頭をかすめて飛ぶ威嚇行為を続けます。
奴らは空から見ているので、こちらがいくら角を回ってまこうとしてもすぐ見つかってしまいます。襲われてもなす術がありません。カラスなんかにいいように弄ばれて悔しいよ~
最初の歩道橋から2~300mほど離れて、ようやく追って来なくなりましたが、この一件以降しばらくは、鳥の羽音を聞くだけでまた奴らが来たって辺りを見回すようになりました。
後で調べて分かったのですが、カラスをこちらから攻撃する以外にも、人が巣を見たり、目があったりするだけで、縄張りから追い出そうとしつこく威嚇してくるのだそうです。でも、僕はただ歩道橋を渡っただけなんですよ。
カラスが、みんな「キョエちゃん」みたいに愛嬌のあるやつだったらいいのに