元日の朝日新聞文化欄の「新春詠」に、
朝日俳壇の4先生の句が3句ずつ掲載されました。
標記の稲畑汀子先生の句は、
ひらがなばかりで簡単そうなのに、
意味が全くわからずギブアップしていたのですが、
今朝3日の天声人語に解説が載りました。
「むすめふさほせ」は、
百人一首の中の「一字決まりの歌」7首の頭文字で、
覚えやすく意味のあるような言葉で並べたものだそうです。
「一字決まりの歌」という言葉も初めて聞きましたが、
この7文字で始まる歌は一つしかないという意味で、
例えば、読み手が「む・・」と読み始めれば、
「きりたちのぼるあきのゆうぐれ」の札を
直ぐに探し始められる(なくてはいけない)歌という事なのですね。
以下、検索して7首を調べたので転記します。
む 「村雨の露もまだひぬまきの葉に 霧立ちのぼる秋の夕暮れ」
す 「住の江の岸に寄るなみよるさへや 夢のかよひぢ人目よくらむ」
め 「めぐりあひて見しやそれとも分かぬまに 雲がくれにし夜半の月かな」
ふ 「吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐といふらむ」
さ 「さびしさに宿を立ち出でてながむれば いづこも同じ秋の夕暮」
ほ 「ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる」
せ 「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ」
ところで、「むすめふさほせ」を検索しているうちに、
その言葉の意味を教えてくださいという質問コーナーがあり、
こんな答がベストアンサーでした。
<引用>
暗記のために自分が覚えやすいひらがなを使うのは
歴史上の重要な年や電話番号で経験済みですね。
娘房干せも、これを最初に言い出した人は関係者には直ぐ理解できる言葉と思ったのでしょうね。
房とはブドウの房、ミカンの小さな袋の一つ一つのことですが、人間や動物の乳房も指しますので
(娘さん、いい天気だから上半身を脱いで乳房を干しなさいよ)というような意味でしょう。
あまりに衝撃的で、一生忘れなさそうな説明です。
万葉の時代の、おおらかな相聞歌を想像して楽しくなりました。
今夜はいい初夢が見れそうです。
朝日俳壇の4先生の句が3句ずつ掲載されました。
標記の稲畑汀子先生の句は、
ひらがなばかりで簡単そうなのに、
意味が全くわからずギブアップしていたのですが、
今朝3日の天声人語に解説が載りました。
「むすめふさほせ」は、
百人一首の中の「一字決まりの歌」7首の頭文字で、
覚えやすく意味のあるような言葉で並べたものだそうです。
「一字決まりの歌」という言葉も初めて聞きましたが、
この7文字で始まる歌は一つしかないという意味で、
例えば、読み手が「む・・」と読み始めれば、
「きりたちのぼるあきのゆうぐれ」の札を
直ぐに探し始められる(なくてはいけない)歌という事なのですね。
以下、検索して7首を調べたので転記します。
む 「村雨の露もまだひぬまきの葉に 霧立ちのぼる秋の夕暮れ」
す 「住の江の岸に寄るなみよるさへや 夢のかよひぢ人目よくらむ」
め 「めぐりあひて見しやそれとも分かぬまに 雲がくれにし夜半の月かな」
ふ 「吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐といふらむ」
さ 「さびしさに宿を立ち出でてながむれば いづこも同じ秋の夕暮」
ほ 「ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる」
せ 「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ」
ところで、「むすめふさほせ」を検索しているうちに、
その言葉の意味を教えてくださいという質問コーナーがあり、
こんな答がベストアンサーでした。
<引用>
暗記のために自分が覚えやすいひらがなを使うのは
歴史上の重要な年や電話番号で経験済みですね。
娘房干せも、これを最初に言い出した人は関係者には直ぐ理解できる言葉と思ったのでしょうね。
房とはブドウの房、ミカンの小さな袋の一つ一つのことですが、人間や動物の乳房も指しますので
(娘さん、いい天気だから上半身を脱いで乳房を干しなさいよ)というような意味でしょう。
あまりに衝撃的で、一生忘れなさそうな説明です。
万葉の時代の、おおらかな相聞歌を想像して楽しくなりました。
今夜はいい初夢が見れそうです。
私もこれまでになくゆったりと過ごすお正月でした。
食べ過ぎず、飲み過ぎず、寝過ぎず、
喧嘩することもなく、退屈することもなく、でした。
明日からはまた、多少のストレスを感じながら、
決まったパターンの生活に戻ります。
今年もよろしくお願いします。
百人一首ですか昔はやりましたね、どこかにあるはずですが。
また今年一年楽しませて下さい。