~背伸びして 山桃の実を 一つ採る~
朝の散歩コースで、ヤマモモらしき実が地面にパラパラと落ちていた。
見上げると、少し高いところに鈴なりの状態でビックリ。
思い切り背伸びして、一つとって、しゃぶってみたらまだ酸っぱかった。
~山桃の 実を背伸びして 一つ採り ~
こっちの方がいいのかな・・・と、入れ替えてみたり・・・。
~鯉泳ぐ 口元のひげ デカい面~
前にも載せた画像でごまかしですが、
句が出来たときの画像は撮り逃しました。
悠然と、ふてぶてしく泳ぐやつ。
ひげも気がつくとちょっと生意気そうだ。
~朝市で トマト一山 買いにけり~
市場の中を通って出勤すると衝動買いしたくなる。
さすがに魚は買えないが、昨日からトマトが気になり、
今朝は5個420円也で大きいやつ一山買いました。
~蕾なり 実は早すぎる 花石榴~
これも散歩で出会ったやつ。今までは関心なかったけど、
今はざくろの花が咲き始める季節らしい。
実かと思って会社の「博士」に写真を見せたところ、
これは花になる前の蕾だと教えられた。
石榴の実が成るのは秋だもんね。
~ゆるぎなき 葉に支えらる 花擬宝珠(はなぎぼし)~
ギボウシという花も知らなかったが、
庭に地植えしていた苗から初めて花が咲いた、
と、今朝奥さんが喜んでいた。
葉っぱが地面にしっかりと広がり、
その上にうす紫の清楚な花が付いていた。
最後は相変わらずのハンゲショウですが、
葉っぱの下のほうから控えめに花がのぞき始めた。
~花も付き 朝露光る 半夏生~
「博士」といつも昼飯時に話しますが、
子供の頃、外遊びするうちに植物の名前を自然に覚えたらしい。
同世代でありながら、何にも知らずにここまで来てしまったのが、残念。
今になって、色とりどりの植物をもっともっと知りたいと思います。
変換では「山桃」としか出ないのに、
楊梅の・・・と詠んでいたり。
(あわてて、歳時記を見直しましたょ)
・・・木下闇と締めていたりと、
とうとう俳句歳時記を読み始めたようですね。
竜と燕の上り下りのように、
切磋琢磨しましょうね。
~所どこに 赤き蕾が 木下闇~
~青臭き トマトの匂い 恋しくて~
~通り行く 中公設の 水の土間~
~見て見てと 妻が声あげ 花擬宝珠~
※すみません、よその奥様を勝手に・・・